早朝きは感情の安定に多大な恩恵をもたらす

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早朝きは感情の安定に多大な恩恵をもたらす
 
早起きを定着させることには、次のような効果もあると思います。
 
●脳の活動が安定する。
●心身の疲労が回復されやすくなる。
●日光を浴びる時間を増やすことになる。
 
 三つめの「日光を浴びる時間を増やすことになる」というのは、セロトニンが関係している話です。
 
セロトニンは、脳内で生成される神経伝達物質の一種で、感情の安定に極めて重要な役割を果たします。
 
その生成条件には諸説あるのですが、はっきりしているのは「強い光が必要」ということです。
その強さは、蛍光灯程度ではダメで、私たちが普通に生活している環境で、セロトニンの生成に必要十分な強さの光を安定的に確保するには、太陽に頼るしかありません。
 
また、その生成を促進させるには、リズム感のある運動をすることが有効です。
晴れた日に外をゆっくり歩いたり、軽いジョギングをしたりすることが理想的ですが、屋内でも、日光が届くところで作業をするのは良いことだと思います。
 
早起きをする、つまり、日の出に近い時間に起きるということは、日光を浴びられる時間を物理的に増やすことです。
 
それが、脳の活動を安定させる効果と、成長ホルモンを活かして早く疲労回復できることの効果と相まって、特に感情の安定に多大な恩恵をもたらすと考えられます。
 
早起きをして増えた活動時間のうち、1時間くらいは外を歩くようにするともっといいでしょう。
「脳から自分を変える12の秘訣 「やる気」と「自信」を取り戻す より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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