「空気が読めない」と言われる

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「空気が読めない」と言われる
 
◆本当は違う人がそう見られてしまうとき
本当に空気が読めない、読む気もないという人たちは、自分のことをそうは認識していないものだと思いますので、この項に目を留めた方々は、じつは、周りの人たちの気持ちや自分がどう見られているかということに敏感でありたい人ではないかと思います。
 
しかし、もしかすると、次のようなことが時々あるのかも知れません。
 
●「人の話を聞いていない」と言われる。
●複数の人が動いている場で、どう行動すればいいのか分からなくなる。
●不注意による(自分でも驚くような)ミスをする。
 
これらは総じて「右脳に関係が深い問題」と言うことができます。
 
◆右脳と左脳の特徴的な機能
右脳と左脳、それぞれの役割については、分かりにくい部分もあるのですが、次のように考える分には、およそ間違いはありません。
 
右脳は周囲の情報に注意する力、
左脳は言葉や思考を組み立てる力を司っている。
 
印象を深くするために極端な例を出しますが、脳梗塞などで右脳が壊れてしまう(左脳だけが健全に機能している状態になってしまう)と、自分の右側にしか注意を向けられなくなります。
 
注意するというのは、見えている景色や聞こえている音の中から、自分が選択した情報をフォーカスする、ということです。
それが右側に関してしかできなくなるので、たとえば、食事をするとき、自分の左側に置かれたものをすべて残してしまったりします(この現象は、左右半分に切った形をイメージしやすい野菜にちなんで「たまねぎ減少」と呼ばれています)
 
反対に、左脳が壊れてしまうと、自分の左側にしか注意を向けられなくなるのかというと、そうではありません。
 
左右どちらにも注意を向けることはできるのですが、言葉を整理して話すことができなくなります。
 
つまり、例外的なケースを除いて、「全体に注意する機能は右脳にしかなく、言語を扱う機能は左脳にしかない」のです。
 
このことから飛躍させて、一般的には、「右脳は感性(図画や音楽に関する能力)、左脳は知性(文章や倫理に関する能力)」とよく言われますが、
 
右脳は社会性
左脳は主体性
 
を発揮する上で、それぞれ重要な役割を果たしている、と考えた方が、現実の問題に合っていると考えています(「右脳は協調性」と言ってもいいかもしれません)
「脳から自分を変える12の秘訣 「やる気」と「自信」を取り戻す より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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