言いやすい言葉を「つい言ってしまう」

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言いやすい言葉を「つい言ってしまう」
 
一般的だと思いますが、しゃべってはいるものの、自分が言いたい言葉、言いやすい言葉ばかり使っている。
その結果、普段あまり使わないような言葉が思い出しにくくなっているというパターンです。
 
これは一言でいえば、
 
意志的に言葉を選択して使う力が落ちている
 
ということだと思います。
 
言語を扱う機能がある左脳が壊れてしまった場合でも、完全にしゃべれなくなるとは限りません。
口癖のようになっている単語やフレーズだけはスラスラと言える場合があります。
 
しかし、このとき意志的に言葉を選択してしゃべっているわけではありません。
ある種の反射行動として、その単語やフレーズを言ってしまうのです。
 
じつは、こういうことは、浅いレベルでは多くの人に起こっていると考えられます。
つまり、反射的にしゃべれる単語やフレーズばかり使っていて、意志的に言葉を選択して使っていないために、その力が弱くなってしまっている。
 
そうなっているとき、次に起こりやすいと考えられるのは、「相手の言葉を聞き落とす」ということです。
 
英語でも、自分がよく使う単語は簡単に聴き取れるものの、自由に使えない単語は、知っていても聴き取るのが難しいということがあります(脳の中で「聴く中枢」と「話す中枢」が対になっているためです)が、日本語でも同じことが起こる。
そのために、
「え?」
と聞き返さなければならないことが多くなると考えられます。
 
聞き返す人はまだ良いですが、それもしないでいると、聞き落とす単語が多くなりすぎて、相手の話が理解できなくなってくるはずです。
聞いていても分からないので、注意して聞こうとすることもやめてしまう。
それでますます、相手が提供している話題に合わせて話そうとするよりも、自分の言いやすいことばかり言うようになる……。
 
よくしゃべっているのに、「思い出せない言葉が増えている」という人は、そういう経過を辿っていないか、普段の生活を省みるべきかも知れません。
「脳から自分を変える12の秘訣 「やる気」と「自信」を取り戻す より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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