「できないこと」ばかりに目を向けてしまうとき

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「できないこと」ばかりに目を向けてしまうとき
 
ネガテイブ思考に陥りやすい人に、覚えておいていただきたい言葉があります。
もう一つは、ミスター・ジャイアンツ、長嶋茂雄さんの言葉です。
 
長嶋さんが現役の監督をされていた頃、スランプから抜け出せなくなっている主力選手に、こんなアドバイスを贈ったという話を聞いたことがあります。
 
「とにかくバットを振りなさい」
 
いかにも長嶋さんらしいシンプルな言葉ですが、こまのアドバイスも適切だと思います。
 
というのも、プロ野球以外の仕事でも、勉強でもそうですが、上手くいかないことが続いているときには、どうしても「自分ができないこと」にばかり目を向けてしまいがちです。
 
しかし、それを簡単に克服できるくらいなら、最初からスランプには陥らなかったわけで、時機が来なければ解決できない課題もたくさんあると思います。
 
しかも、そういうときには、ただ悩んでいるだけの時間を長くしてしまいやすい。
止まって考えている時間を長くすることは、脳の活動を停滞に向かわせることです。
そのぼんやりした頭で「自分ができないこと」ばかり考えるので、余計にネガティブ思考に陥りやすい。
 
「昨日もできなかった。今日もできなかった。明日もきっとできないだろう」
 
という後ろ向きな発想になりやすいのです。
 
ひどい場合には、「もうプロとしてやっていけなくなるかも知れない」と考えるところまで、自分を追い詰めていってしまうかも知れません。
 
そうならないために大切なことの一つは、
 
感情の安全地帯をつくること
 
だと思います。
 
感情の安全地帯というのは、「自分が確実にできること」をしている時間です。
「脳から自分を変える12の秘訣 「やる気」と「自信」を取り戻す より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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