ステップ1 あなたの「脳内エネルギー物質」は足りていますか?

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ステップ1 あなたの「脳内エネルギー物質」は足りていますか?
 
(1)   次の症状に当てはまる項目を1点で計算してください。
 
□ 今までに比べて作業や仕事の能率が悪くなった
□ 人や物の名前が出てこない
2階に上ったが、何をしようとしていたのかわからなくなる
□ 疲れやすい
□ 怒りっぽく(キレやすく)なった
□ やたらとイライラする
□ うっかりミスが増えた
□ だらしなくなった・おしゃれ(化粧)をしなくなった
□ 風呂に入るのが面倒くさい
□ 人に会うのがおっくうだ
□ 動作が鈍くなった
□ 不器用になった
□ 優柔不断になった
 
(1)の合計   点
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(2)   次の症状に当てはまる項目を2点で計算してください。
 
□ 最近、急に血圧が高くなった
□ 最近、急に血糖値が上った
□ 最近、急にやせてきた
□ 最近、急に太った
□ 頭痛が気になる
□ 肩こりがひどい
□ めまい・ふらつきが気になる
□ 耳鳴りが気になる
□ 目がぼやける・かすむ
□ 口が渇く・苦い
□ のどが詰まる感じがする
□ 手足のしびれが気になる
□ 頑固な腰痛や膝痛、関節痛がある
□ 胃のもたれ・胸やけがする
□ 便秘か下痢をしやすくなった
□ ぐっすり眠れない
□ 動悸・息切れが気になる
□ よく転ぶ
□ 手が震える
 
   (2)の合計   点
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(3)  次に当てはまる項目を3点で計算してください。
 
□ 上記の(1)(2)の症状のいずれかで医者に行ったが、良くならなかった
□ 上記の(1)(2)の症状で3ヶ月以上、通院している
 
   (3)の合計   点
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 (1)(2)(3)の点数を合計してください。
 
    (1)(2)(3)の合計   点
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 【診断】
 
 0~6点 脳内エネルギー物質は充足。このままの生活で大丈夫
 7~10点 脳内エネルギー物質がやや欠乏状態。生活習慣の若干の改善が必要
 1115点 脳内エネルギー物質がかなり欠乏状態。生活習慣の大幅な見直しを
 16点以上 脳内エネルギー物質が枯渇寸前。場合によっては医者へ
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 「年のせいだから仕方がない」と諦めている方も多いでしょう。
 医者に行くほどではない、ちょっとした心身の不調。あるいは、医者に行っても原因がはっきりせず、解決できない体調不良。
そんな中高年からの何気ない体調不良の原因は、実は「脳内エネルギー物質」が不足していることからきている場合が、圧倒的に多いのです。
 年齢を重ねるにつれて枯渇しやすい、重要な脳内エネルギーは2種類あります―「アセチルコリン」と「セロトニン」。
 「アセチルコリン」は、私たちが明日に向かって生きていく夢や意欲、社会とうまくかかわっていく情報処理を司っています。
 「セロトニン」は、心身のバランスをとって健康を保っています。
 この重要な脳内エネルギーが不足してくると、さまざまな体調不良が表面に現れ始めます。
 そればかりか、何気ない体調不良を放置しておくと、深刻な「ボケ」、あるいは「ウツ」に悪化する危険も・・・・・・。
 
 脳内エネルギー不足は、今の体質・体調・脳の状態に合わせて生活習慣をちょっと変えることで、劇的に回復します。自分だけの“生活のコツ”をつかむことができれば、脳内エネルギーが充填され、体調不良は解消します。
⇒次回『ステップ2 あなたの脳に不足しているのは「A(アセチルコリン)」ですか?「S(セロトニン)」ですか?』
「もの忘れとウツがなくなる「脳」健康法 より」
 
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木枯らしと孤独が骨身に染みる秋が深まるとなんとなく悲しい気持ちになるといわれていますが、はたして秋の物悲しさには医学的な根拠はあるのでしょうか?

 なんと季節の変化が引き起こすうつ病が存在するというのです。
エアコンの使用が一般的になり夏に体が冷えてしまうなど季節の変化に対応しにくくなった現代人。
季節性うつは自然な生活リズムを崩してしまった人がかかりやすい病気なのだそうです。

 「なかでも10月から3月頃にみられる冬季うつは、過食、過眠なども主な症状としてあげられます。秋になり日照時間が短くなることで、メラトニンというホルモンの分泌に異常が起こり体内時計が狂ったり、神経伝達物質セロトニンが減ることによる脳の活動低下が原因と考えられています」

 うつ病は、今やサラリーマンの3割近くに見られ、「心のかぜ」ともいわれるほどポピュラーな病気になりました。
原因としては、精神的なストレスのほか、コンピューターによるテクノストレスや、テレビやゲームなどによる眼精疲労などが元になることもあります。
 
また、脳内の神経伝達物質であるセロトニンノルアドレナリンが減少したり、視床下部や下垂体といった脳の機能の異常なども、原因として考えられています。
 
不足している栄養素がないよう食生活の乱れに注意したり、パソコンなどを使いすぎないように気をつけたりといった、生活全般を見直してみることが必要です。
 
うつ症状の予防や軽度の場合の改善に役立つのは、ハーブの一種であるセントジョーンズワートです。
有効成分のぺルリフォリンに、脳内の神経伝達物質セロトニンを増加させる働きがあるため、おちこんだ気分を回復して、気持ちを適度に高揚させてくれます。
 
そのほかには、神経伝達物質セロトニンの材料となるトリプトファンや、セロトニンなどの生成に必要なビタミンB6・B12葉酸などのビタミンB群を補給します。
 
トリプトファンアミノ酸の一種で、牛乳や肉(赤身がいい)などのたんぱく質に含まれています。
ビタミンB6は、かつお、まぐろ、さけなどの魚類、牛肉、鶏ささ身、レバーなどに多く含まれています。
ビタミンB12はレバーや魚介類に、葉酸はレバーのほか、菜の花、モロヘイヤ、春菊など緑の濃い野菜に多いです。
また、イチョウ葉に含まれるギンコライドやケルセチンなどのポリフェノールは、脳の血液循環をよくして、脳を活性化します(お茶などでとるのがおすすめです)
 
 加えて、散歩など屋外で体を動かす機会を増やすと、気分のおちこみを軽減しやすくなります。
 
 ただし、軽度のおちこみだけでなく、うつの症状がみられるときは、まず病院で検査を受け、治療と並行して、これらの食事療法を行ってください。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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