これが脳を強くする手の運動○切り絵、折り紙をする ○年齢を気にせず楽器の演奏を楽しむ

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これが脳を強くする手の運動
○切り絵、折り紙をする ○年齢を気にせず楽器の演奏を楽しむ
 
○切り絵、折り紙をする
「切り絵」は、下絵を黒い紙と重ねて固定し、カッターなどで切り抜きます。
それを白い紙にのせれば出来上がりです。
下絵を描くのが苦手ならば、カーボン紙を見本の絵に重ねてなぞり描きして下絵を作るようにすればいいでしょう。
 
切り絵はもともと中国から伝来し、奈良時代にはすでに日本にありました。
2008年にスイスで開催されたトリエンナール・ペーパーアート・インターナショナル展覧会に蒼山日菜さんが驚くほど精巧な「切り絵」を出展し、アジア人初のグランプリとなりました。
 
「折り紙」は、紙を折って動植物や生活道具などの形をつくる日本伝統の「遊び」です。
近年、芸術的側面が再評価されるとともに、世界各国に伝承する折り方、新たに考えられた複雑な折り方が加わり、奥深いものになっています。
 
子供のころ鶴や兜を折った楽しい思い出かあるかもしれません。
いろんな折り紙を集めた本もたくさんありますので、参考にすれば、かなりバリエーションが広がって楽しめると思います。
 
切り絵にしても折り紙にしても、やはり手先を器用に使います。
これが脳にいい刺激を与えてくれるので、認知症予防に適しています。
 
○年齢を気にせず楽器の演奏を楽しむ
鍵盤楽器は、両手を使って演奏します。
しかも、右手と左手は別々に動かします。
それだけで脳に強い刺激を与えていることは容易に想像できます。
 
鍵盤楽器代表であるピアノは、1700年ころに誕生し、1800年ころから産業革命の影響を受けて、高品質の弦、鉄製のフレームが使われるようになり、モーツァルトの時代には5オクターブほどだったのが、その後7オクターブ以上のものになりました。
 
その後さらに、多段鍵盤、足で操作するペダル鍵盤のある電子オルガンなども誕生しました。
日本では、ヤマハが作った電子オルガンはエレクトーン、河合楽器のものはドリマトーンと呼ばれました。
 
続けてシンセサイザー、ポータブルキーボード、電子ピアノなどが誕生し、今日を迎えています。
 
このごろは、中高年になってピアノを習いはじめる人が増えてきています。
時間の余裕ができて、あこがれだったピアノに触れてみたいと思われるようです。
楽しみながらピアノを弾いていると、指先から脳にいい刺激が伝わりますから、認知症予防としても効果的だと思います。
60歳からはじめる認知症にならない超簡単脳にいいこと より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
京都大学医学部老年科の亀山教授によると、健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳では、含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/41/6程度にまで、低下していたと報告しています。

ビタミンB12は、レバーなどの動物性食品に多く含まれ、植物性食品にはほとんど含まれていませんが、例外的に味噌や納豆のような発酵食品に含まれます。

ビタミンB12は、水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、復元し、また、切れた部分があれば、修復作用を発揮します。

ビタミンB12は、核酸とタンパク質の合成に関わり、脳や神経系との関わりが深く、また、ビタミンB6葉酸とともに動脈硬化の原因となるホモシステインを減らす働きがあります。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
 
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