転倒を防ぐには生活習慣の見直しも必要/膝、腰を曲げて歩く姿勢を直す

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転倒を防ぐには生活習慣の見直しも必要/膝、腰を曲げて歩く姿勢を直す
 
<転倒を防ぐには生活習慣の見直しも必要>
高齢者にとっては、血圧が急速に低下したり、低血糖になったりすることも転倒につながります。
とくに低血糖が関係して転倒する場合は、繰り返し起こる可能性があります。
 
血圧や血糖は生活習慣と深く関係しています。
ですから、血圧や血糖を安定させ、転倒を防ぐには、普段の食生活や運動を見直すなど、生活習慣を改善することも大切なのです。
 
高齢者が歩きづらくなる理由の一つが関節炎です。
そのために転倒もしやすくなります。
この疾患は関節の障害ですが、肥満で関節に負担がかかりすぎるとか、関節周辺の筋力が低下しているとか、骨が劣化しているなども関係しています。
これらはやはり、食生活や運動など普段の生活習慣が関わって起こってきます。
 
転倒を防ぐためには、生活習慣を見直すことが必要なのです。
 
<膝、腰を曲げて歩く姿勢を直す>
 高齢になると、膝を曲げて歩く人が増えます。
それは、膝を真っ直ぐに伸ばすと辛いからです。
ところが膝を曲げて歩くと、体の重心が前へずれるので、それをカパーしようとして腰も曲げるようになります。
 
それで一応は体のバランスがとれますが、この姿勢は筋肉や骨に大きな負担をかけますし、転倒にもつながります。
 
姿勢を伸ばして歩くには、足を前に出すとき、膝がまっすぐ前に伸びていなければなりませんが、加齢にともなって筋肉量が減ったままにしていると、膝をまっすぐ伸ばさないまま歩くようになるのです。
 
歩くには、背骨や骨盤と太ももの骨をつなぐ筋肉、太ももの筋肉、ふくらはぎの筋肉、すねの筋肉などが関わっています。
腹筋や背筋も重要な役割を果たしています。
 
 こうした筋肉を鍛えて姿勢よく歩くことが転倒防止につながるのです。
60歳からはじめる認知症にならない超簡単脳にいいこと より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
京都大学医学部老年科の亀山教授によると、健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳では、含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/41/6程度にまで、低下していたと報告しています。

ビタミンB12は、レバーなどの動物性食品に多く含まれ、植物性食品にはほとんど含まれていませんが、例外的に味噌や納豆のような発酵食品に含まれます。

ビタミンB12は、水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、復元し、また、切れた部分があれば、修復作用を発揮します。

ビタミンB12は、核酸とタンパク質の合成に関わり、脳や神経系との関わりが深く、また、ビタミンB6葉酸とともに動脈硬化の原因となるホモシステインを減らす働きがあります。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
 
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