認知症の進行を遅らせる食べもの④『ほうれんそう』

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認知症の進行を遅らせる食べもの④『ほうれんそう』
 
●ぜひ旬の冬にたっぷり食べよう
緑黄色野菜の王様ほうれんそう。
これさえしっかり食べていれば健康を保てる、と信じ込ませるだけのカリスマ性があります。
ほうれんそうの旬はいうまでもなく冬です。
季節はずれのほうれんそうと旬のほうれんそうでは、栄養価もうまみも段違いです。
 
ビタミンCは、夏採りは20mgですが、冬採りは60mg3倍にもなります。
ぜひ旬の時期にたっぷりとりましょう。
 
緑が濃く肉厚のもの、葉がピンと張ってみずみずしいもの、軸が丸く張っているもの、根の切り口が大きく赤みが強いものを選ぶといいでしょう。
 
●記憶力の維持・改善に役立つ
ほうれんそうにはさまざまな抗酸化物質が豊富に含まれています。
タフツ大学のジェイムズ・ジョゼフ博士のラットを用いた研究では、若いころからほうれんそうを与えられていたラットは、年をとっても記憶力や学習能力が高く、認知障害に陥ることが少ないことがわかりました。
さらに、老年期になり記憶障害が出ているラットにほうれんそうを与えると、記憶力や学習能力が中年期レベルまで回復したといいます。
このように、ほうれんそうは認知症の発生を抑えるとともに、記憶障害や脳障害を改善します。
 
また、最近注目を集めているのが、ほうれんそうに含まれるグルタチオンという抗酸化物質です。
アミノ酸の一種で人間の体内で絶えず作られ、あらゆる組織に多く存在しています。
その抗酸化作用は、ポリフェノールより強力ともいわれています。
しかも、細胞の機能低下をもたらす有害物質を解毒する働きがあるのです。
 
 グルタチオンは老化に深くかかわっており、アルツハイマー認知症の主な原因であるβアミロイドを解毒して、発症を抑えるのではないかと考えられています。
 
グルタチオンは、ほうれんそうのほか、ブロッコリーやキウイ、牛レバー、マダラなどに多く含まれています。
 
●あく抜きはすばやく行うこと
ほうれんそうにはシュウ酸が含まれているため、あく抜きが必要です。
グルタチオンやビタミンCは熱に弱いので、沸騰したお湯に根元から入れ、1020秒ぐらいですばやく引き上げて水にさらします。
軽くしぼるのがうまみを逃さないコツです。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
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現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
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