認知症の進行を遅らせる食べもの⑥『ブロッコリー』

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認知症の進行を遅らせる食べもの⑥『ブロッコリー
 
●花蕾の緑色が鮮やかなものを選ぼう
ブロッコリーはカリフラワーやキャベツと同じアブラナ科の仲間で、地中海沿岸地域の生まれです。
小さな緑色のつぶつぶは一つひとつが花のつぼみです。
小さな花のつぼみがこんもり集まったものを「花蕾(からい)」といいます。
私たちがふだん食べている部分です。
この花蕾をきゅつと引き締めて越冬することによって、ブロッコリーのうまみが増します。
旬は冬です。
 
緑が鮮やかで、花蕾がかたく盛り上がっているもの、切り口にス(空洞)がなくみずみずしいものを選びましょう。
黄色っぽくなっているものは、花が咲きかけており、鮮度も風味も落ちているので避けてください。
 
認知症を防ぐさまざまな栄養成分の宝庫
ブロッコリーの栄養素でひときわ目を引くのは、ビタミンCやβ-カロテンなどの抗酸化ビタミンの含有量の多さです。
そのほか、ビタミンB群・EKなどのビタミン類、カリウムやカルシウム、リン、マグネシウム、鉄などのミネラル類も豊富です。
これらの栄養成分が団結して生活習慣病や老化を強力にブロックします。
 
さらに、ファイトケミカルの一つである、スルフォラファンは、発がん物質などを解毒する酵素の働きを飛躍的に高めます。
強い抗酸化作用もあり、活性酸素を除去する効果大です。
 
このように、ブロッコリーはずば抜けた力を秘めており、認知症予防にはうってつけの野菜です。
 
●ゆでかげんがポイント
ビタミンCの含有量は野菜のなかでもトップクラスですが、加熱すると壊れやすいのが難点です。
ゆですぎないように注意しましょう。
茎も栄養価が高いので、捨てずに炒めたり、サラダにして食べるといいでしょう。
 
ゆでるときは、花蕾は半分ぐらいに切り、茎は厚く皮をむいてスライスします。
沸騰した湯に入れ、花蕾の色が鮮やかになり、茎に透明感が出てきたら、ざるにあげてそのまま冷まします。
 
水っぽくなるので、水にさらすのは避けましょう。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
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現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
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