認知症の進行を遅らせる食べもの⑨『マグロ』

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認知症の進行を遅らせる食べもの⑨『マグロ』
 
DHAの含有量は全魚介類中ナンバーワン
マグロには魚の王様の風格があり、とりわけ日本人は好んで食べます。
さまざまな種類がありますが、一般にはマグロというとクロマグロ(ホンマグロ)をさします。
大きいものでは体長3m、体重400kg以上にもなり、スーパーマーケットでは生ものはあまりみかけません。
冷凍ものがほとんどです。
旬は冬です。
 
サクで買う場合には、色が濃く筋が少ないもの、サクの角が立っているもの、パックに血が流れていないものを選びましょう。
 
かつて「マグロの目玉を食べると頭がよくなる」と話題になり、目玉ブームが起こったことがあります。
マグロの目の裏側の脂肪にはDHAが多く含まれており、たしかに脳の働きがよくなるため、この風説はある意味本当といえるでしょう。
 
DHAは目玉のまわりだけではなく、トロにも豊富に含まれています。
含有量でいえば、マグロのトロ部分に含まれるDEAは魚介類のなかでもトップです。
 
アメリカのタフツ大学の研究チームは、脂肪の多い魚と少ない魚とでは、どのように効果が違うかを検証しました。
 
すると、マグロやサケなど、脂肪の多い魚を週2回とる人は、月に1回以下しかとらない人に比べると、アルツハイマー認知症の発症率が41%も低くなることがわかりました。
一方、脂肪の少ない魚では、差異は認められませんでした。
やはり魚の脂肪が鍵を握っており、マグロには認知症を抑える効果があるということです。
 
●マグロには水銀がたまりがち。連食は避けたほうが
2005年、厚生労働省は魚介類には微量の水銀が含まれているらしいとして、比較的含有量の多い十数種類の魚介類について、妊婦の摂取基準を発表しました。
水銀が退治に悪影響を与えてはいけないからです。
 
妊婦が注意すべき魚には、クロマグロメバチマグロミナミマグロなどが含まれています。
食物連鎖によって、クロマグロのような大型魚介類には、どうしても水銀がたまりがちです。
そう神経質になる必要はありませんが、妊娠していいなくても、これらのマグロは週23回にして、あとはイワシやサンマ、サバなどからDHAを摂取するといいでしょう。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
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現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
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