認知症に効く栄養成分④≪ビタミンB2≫

イメージ 1
認知症に効く栄養成分④≪ビタミンB2
 
●新陳代謝に欠かせない、ダイエットにも役立つ
ビタミンB2は化学名を「リボフラビン」といい、色は黄色です。
そのため、ビタミンB2を強化した栄養ドリンクなどを飲むと、尿がふだんより黄色っぽくなります。
 
ビタミンB2は、新陳代謝に欠かせないビタミンです。
糖質、脂質、タンパク質の代謝を促進して、エネルギーへと交換する手助けをします。
特に、脂質の代謝を高めるので、ダイエットに役立つといわれています。
 
また、健康な皮膚や髪、爪をつくり、全身の成長を促します。
粘膜を保護する働きもあり、「美容のビタミン」「発育のビタミン」とも呼ばれます。
成長期の子どもや妊婦はしっかりとりたいものです。
 
ビタミンB2が不足すると、口内炎ができたり目が充血するなど、粘膜にトラブルが起こりがちです。
粘膜は特に新陳代謝が活発なため、ビタミンB2不足に陥りやすいのです。
そういう症状が出たときはB2不足を疑い、積極的にとるようにしましょう。
 
●過酸化脂質を分解する
ビタミンB2は、グルタチオン・ペルオキンダーゼとともに働いて、できてしまった過酸化脂質を分解します。
過酸化脂質は脂質が酸化されたときにできる有害物質です。
これが動脈硬化やがん、老化、認知症障害などが引き起こします。
 
グルタチオン・ペルオキシダーゼは酵素の一つで、強い抗酸化力を持っています。
ビタミンB2とは密接な関係があり、ビタミンB2が少ないとグルタチオン・ペルオキシダーゼも減少し、十分に働けません。
過酸化脂質の生成を抑制するビタミンEといっしょにとると、より効果的です。
 
●冷暗所に保存を
ビタミンB2はレバーや牛乳、ウナギのかば焼き、納豆、乳製品、卵、サバ、サンマなどに豊富に含まれています。
 
熱には比較的強いので、煮たり炒めたりしても問題ありません。
ただし光には弱く、直射日光に当たるとすぐに分解されてしまいます。
食材は冷暗所に保存しましょう。
牛乳はビンより紙パックのほうが、損失が少なくてすみます。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
詳細はこちらへ