人生は自分が選び取ったもの

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人生は自分が選び取ったもの
 
人生をどのように生きていますか。
 
このような問いは、とても奥深く、哲学的なテーマのように響きます。
しかし、本当はそう難しいことではありません。
今日というこの一日をどういう思いで迎え、そしてどのように終えたかを、日々自分に問いかけることにほかなりません。
 
しかしいっぽうそれは、今この瞬間にも、次の一歩をどこに向けて踏み出すべきか、その選択をつねに迫られていることも意味しています。
 
たとえば今、あなたが不慮の事故に見舞われたとしましょう。
あなたがすべきことは、一刻も早く病院へ行くこと以外に選択の余地などないように思えます。
でもじつは、その瞬間にも、私たちにはさまざまな選択があるのです。
なぜなら傷ついたのは体であって、心は自由だからです。
 
さて、その災難をどのように受け止めますか。
失意の底に落ちこんでしまうのでしょうか。
あるいは不幸のなかにも希望を見いだそうとするのでしょうか。
そんな心の持ちようを選択し、つぎに何をすべきかを決めるのは、まちがいなくあなたの心だからです。
 
「だれが選んでくれたのでもない。自分で選んで歩き出した道ですもの……」
 
これは舞台『女の一生』の台詞ですが、この台詞にあるように、自分の選択の上に成り立っているもの、それこそが人生なのです。
 
ですから、自分の人生はすべて自分が選び取るもの、と覚悟を決めて歩んでいきたいと、いつもそう心に決めています。
 
この覚悟がいかに重要かというと、それは、日々自分が繰り返す選択や行動が、知らないうちに積み重なって、習慣的パターンとなっていくからです。
選択や行動が、習慣としていったん身についてしまえば、それが良い習慣であろうと、悪い習慣であろうと、頭で考えるより早く、体のほうがいつも決まったパターンを示すようになります。
 
若い人ほど、早く習慣的パターンが身につくはずです。
だからこそ、習慣の力が、良くも悪くも人生に大きな影響力を及ぼすということを、もっともっと強く意識してほしいと、強く思うのです。
 
そして、どんなときでも良い習慣を選択することを、真剣に考える必要があります。
 
たとえば、「いつも肝心なところで失敗する」「ここぞというときに運をつかめない」という人は、きっと選択の方向を誤っているのです。
 
あるいは、選択することを真剣に考えなかったり、人まかせにしているのかもしれません。
こういうふうに毎日をやりすごしていては、いつまでたっても、良い習慣は身につきません。
 
もし、運をつかみたい、人生を変えたいと願っているなら、今この瞬間に、次に何をすべきかを、真剣に考えてみることから始めてみてはどうでしょう。
意外にも多くの選択肢があることに気づくはずです。
「生きるのが楽しくなる 15の習慣/日野原重明 より」
 
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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。
 
根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。
 
脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
 
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
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