率先して明るく生きる

イメージ 1
率先して明るく生きる
 
幸せに、楽しい人生を送りたいと思うなら、自分から率先して、明るく元気に振る舞うことも大事です。
 
「おはよう」
「いってらっしゃい」
「いってきます」
「ただいま」
「お帰りなさい」
 
そんな簡単なあいさつも、すすんで明るい声で交わすと、お互いに気分がはればれし、楽しい気分になります。
明るい声というのは、少し高めの、つまりド(C)の音でなくラ(A)の音階で返事をするのです。
 
私は電話に出るときは、たとえそれが夜中で眠りからさまされたときであっても、必ず横たえている自分の体を起こして高い声で話します。
こうすると、相手への印象がよく、コミュニケーションもスムーズになります。
 
いらいらしているとき、不安を感じずにはいられないようなときこそ、明るい雰囲気で楽しげに言葉を交わすのも、ストレス解消に効果的だと思います。
 
よく、人を形容して、「顔はにこやかなのに、心では何を考えているかわからない」と表現しますが、そのときの笑顔はどこかゆがんでいたり、無理していたりしませんか。
 
自ら演出する雰囲気と気持ちは、そう食い違うことはありません。
明るく振る舞えば気持ちも明るく、楽しい話をすれば心も楽しくなるのが普通です。
 
気分が暗くなりそうなときには、率先して明るく生きる。
マイナスに傾いた気持ちを、プラスの方向にコントロールするのです。
それも幸福な生き方のコツといえるでしょう。
 
98歳の長寿をまっとうされた作家の宇野千代さんは、人の好意は感謝して受けるのが良いとし、とてもほめ上手だったそうです。
 
人をほめることも、心豊かに暮らすためには必要なことです。
ほめるためには、まずその人の良いところを見つけなければなりません。
 
 良い面に目を向けようとすると、自然に愛情が育ちます。
また、ほめられることは、何歳になってもうれしいものです。
ほめるほうもうれしい。
ほめられるほうもうれしい。
小言を言ったり、文句を言ったりしたくなったときこそ、まずほめることを考えてみる。
そんな前向きな姿勢を持つよう努力しませんか。
 
 高齢で耳が遠くなった人には大きな声でハッキリと発音して話しかけましょう。
動作が緩慢になった人がいたら、その人にペースを合わせる、そんなふうにいつも弱者に合わせた態度での生き方を心がけることも、幸せな人生につながるものと思います。
「生きるのが楽しくなる 15の習慣/日野原重明 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。
 
根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。
 
脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
 
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
詳細はこちらへ