【春・夏】多量のアスパラギン酸を含む『アスパラガス』

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【春・夏】多量のアスパラギン酸を含む『アスパラガス』

★効用
疲労回復
・スタミナ強化
・食欲増進
・美肌効果
・高血圧予防
動脈硬化予防
・がん予防
・ドライアイ予防
 
栄養
《穂先にはビタミン様成分も》
古代エジプト時代から食用に栽培されてきた野菜で、新陳代謝をよくして活力を高めるアスパラギン酸を多量に含んでいるのが何よりの特徴。
疲労回復やスタミナ強化、美肌効果が期待できます。
 
ビタミンではB1B2葉酸などのB群が豊富で、β-カロテン、ビタミンCE、ミネラルのカルシウムやカリウムも期待できる量が含まれています。
 
さらに、穂先には毛細血管を柔軟にするビタミンPと同様の効果を持つルチンという特殊成分も含まれており、歯ぐきの出血や鼻血の予防、また高血圧や動脈硬化の予防に役立ちます。
 
とり方
《ルチンを失わない生のままの調理がベター》
ルチンは水に溶けやすい成分で、ゆでると失われてしまいます。
ルチンを有効に摂取するためには、焼く、炒める、揚げるなど、下ゆでせずにできる調理法がおすすめです。
 
食品の組み合わせは、ごまなどビタミンEの豊富な食品といっしょにとると、アスパラガスに豊富なビタミンB2との相乗効果で、動脈硬化の予防効果が高まります。
 
★おすすめレシピ
《アスパラのチーズ焼き》2人分
<材料>
アスパラガス 8
バター 小さじ2
パルメザンチーズ 大さじ1
 
<作り方>
  アスパラガスのハカマをそぎ、かたい部分を切ります。
  フライパンに湯を沸かしフライパンでバターを熱し、アスパラガスを炒めます。
  塩小さじ1、こしょう少々をし、焼き皿に並べてパルメザンチーズをかけ、オーブントースターで910分焼きます。
 
下ごしらえ
《かたい部分の皮をひとむきして》
かたい根元を取り除き、根元近くの固い部分の皮を薄くむいて使います。
皮むき器を使うと、簡単に均一にむけます。
 
また、栄養成分を有効に摂取するためは生のまま調理をするのがいいのですが、下ゆでするときは、塩を加えた熱湯でかためにゆで、たっぷりの冷水で急速に冷ますのがコツ。
色や歯ざわりが生きるだけでなく、有効成分の損失も最小限に抑えられます。
油や肉の脂肪分などと組み合わせると、β-カロテンが有効に働きます。
 
選び方
《切り口などで鮮度をチェック》
緑色が鮮やかで、切り口がみずみずしく、穂先が締まっているものが良品です。
好みにもよりますが、細いものは筋っぽく、かたい場合が多いので、太めのものを選ぶほうが無難でしょう。
 
保存法
《すぐに食べないなら冷凍を》
ラップで包み、できるだけ穂先が上になるようにして冷蔵庫へ。
古くなると苦味が出てくるので、23日で食べきりましょう。
 
たくさんあるときは、買ってすぐにかるくゆで、冷凍しておくのも一法です。
 
★アスパラガス豆知識
 アスパラガスにはグリーントホワイトがありますが、この2つは品種が違うわけではなく、栽培方法の違い。
日光に当てて育てるとグリーンに、芽が出る前に土を寄せて日光に当てずに育てるとホワイトになるのです。
 
 カロテンやビタミンB群などの含有量はグリーンのほうが多いですが、アスパラガス特有の成分、アスパラギン酸はいずれにも含まれます。
ホワイトは缶詰用が主ですが、最近はフレッシュのものも出回っています。
ホワイトは皮をむいてゆで、サラダにしたり、ソテーにしてみましょう。
「カラダ快調!食べもの栄養辞典 より」
 
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