【オールシーズン】生活習慣病が気になる世代はヒレやももを『牛肉』

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【オールシーズン】生活習慣病が気になる世代はヒレやももを『牛肉』

★効用
・滋養強壮
・虚弱体質改善
・筋骨強化
・老化防止
・貧血予防
疲労回復
・美肌効果
・冷え症改善
味覚障害予防
 
栄養
《種類や部位で栄養価に違いが》
国内産牛が輸入牛か、また部位によって栄養価は異なります。
たんぱく質の含有量は1622%
消化・吸収がよく、穀類に不足しているリジンも多く含まれ、非常に良質です。
脂肪の含有量は531%
たんぱく質以上に幅があります。
動物性脂肪やエネルギーを制限している人は、脂肪の少ない輸入牛、部位ではももやヒレを利用するとよいでしょう。
 
ビタミンではB群、ミネラルでは鉄が多く、味覚を正常に保つ亜鉛なども期待できます。
 
とり方
《野菜やじゃがいもでバランスを》
サーロイン、ロース、ヒレといったやわらかい肉は、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶなどに。
うまみを外に出さないように、高温で短時間に調理するのがポイント。
 
かたやバラ、スネのようなかたい肉は、ポトフ、シチューなどの煮込み料理やスープ向きです。
長時間加熱することで、組織のコラーゲンがくずれて肉がやわらかくなり、また肉のうまみが煮汁に出て、よい味に仕上がります。
赤みでややかためのももは、焼肉、バター焼き、シチューなどがおすすめです。
 
どの調理法でも、肉だけでは栄養が酸性に偏りますので、ビタミンやミネラルの豊富な野菜類を組み合わせて、バランスをとりたいもの。
肉料理のつけ合わせとして定番のじゃがいもは、強いアルカリ食品。
体内の酸化防止の意味でも、ベストパートナーです。
 
また、肉のエネルギーやコレステロールが気になるときは、網焼きにしたり、一度ゆでこぼしてから利用すると、余分な脂肪が落ち、ヘルシーに食べられます。
 
なお、牛乳でアレルギーを起こす人は、牛肉にも注意が必要です。
食べすぎないようにしてください。
 
★おすすめレシピ
《牛たたきの焼き漬け》2人分
<材料>
牛もも肉(かたまり) 200g
タレ(にんにく 1/4かけ、しょうゆ 大さじ1 1/2、酢 大さじ1/2、みりん 小さじ1、すりおろしたたまねぎ 大さじ1)
サラダ油 小さじ1
 
<作り方>
  にんにくは薄切りにし、しょうゆ、酢、みりん、たまねぎ、と混ぜ合わせてタレを作ります。
  牛肉は、室温に10分ほど置き、塩小さじ1/5、こしょう少々をします。
  フライパンに油を熱して牛肉を入れ、強火で表面に焼き色をつけ、ふたをして弱火で23分蒸し焼きにします。
  ①のタレに牛肉を入れ、ときどきひっくり返しながら冷めるまでつけ、薄切りにします。
  レタス、大葉、きゅうりなど、好みの生野菜と盛り合わせ、わさびを添えます。
 
★選び方
《鮮紅色で脂肪がはっきりしたものを》
 肉類、とくに牛肉は、料理に合った部位を選ぶことが大切です。
店頭では、肉の色が鮮やかで、脂肪が白くはっきりし、肉汁の出ていないものを選びます。
 
★保存法
《冷凍するなら1回分ずつ小分けに》
 冷蔵保存の目安は、薄切り肉で23日、ひき肉は12日、かたまり肉は1週間前後です。
 
冷凍すれば1か月ほど保存できますが、解凍の際に汁が出て味が変わらないように、保存法や解凍法に注意が必要です。
 
1回分ずつ食べる量を小分けして冷凍し、冷蔵庫で徐々に解凍するのがコツです。
 
★牛肉豆知識
日本で食べられている牛肉は、輸入牛と国内産牛に、国内産牛はさらに和牛と国産牛に分けられます。
 
輸入牛は、和牛や国産牛に比べて、どの部位もたんぱく質含有量は上で、低脂肪、安価なのも魅力です。
 
和牛は、日本で飼育された肉専用種の肉。
味はいちばんですが、不飽和脂肪酸コレステロールが多くなります。
 
国産牛は、和牛以外の国内産牛肉。
赤身中心で和牛よりエネルギーが低く、ヘルシーです。
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
 
栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分