【オールシーズン】1粒に健康効果の高い成分がぎっしり『ナッツ類』
★効用
・エネルギーの補給
・動脈硬化予防
・高脂血症予防
・高血圧予防
・がん予防
・老化防止
・美肌効果
・疲労回復
・精神安定
・抗ストレス
・便秘予防
★栄養
《高脂肪、高たんぱく質の滋養食品》
たんぱく質は20%前後含まれ、良質です。
そのほか、強力な抗酸化作用で老化やがんを予防するビタミンEも多く、ビタミンB1やB2、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維などの供給源としても優秀です。
少量でバランスよく栄養が補給できるナッツ類は、疲れがたまっている人、貧血ぎみの人、ストレスの多い人などに最適の食品といえるでしょう。
血糖値を急激に上げることがなく、インスリン反応もゆるやかですから、エネルギーにさえ注意すれば、糖尿病の人も安心して食べられます。
★とり方
《栄養源としてベジタリアンも多用》
そのまま食べるほか、サラダやあえもの、揚げものの衣、クッキー、ケーキなどに。
料理に適度に組み入れると、ナッツの脂質によって緑黄色野菜などに含まれるカロテンの吸収率がアップする、腹もちもよくなるといった効果が期待でき、ヘルシーダイエットにつながります。
★おすすめレシピ
《スパイシーナッツ》2人分
<材料>
アーモンド 40g
カシューナッツ 100g
バター 大さじ1
ウスターソース 大さじ1/2
カレー粉 小さじ2
ガラムマサラ 小さじ1/2
<作り方>
② 天板にオーブンシートを敷き①を広げ、ときどき混ぜながら160度のオーブンで15~20分焼きます。
冷まし密閉容器に入れて保存します。(3~4日持ちます)。
★選び方
《殻つきで少量ずつ求めるのがベター》
殻がついているほうが酸化による劣化が遅いので、落花生のように殻つきで入手できるものは、できるだけ殻つきを。
袋、缶、びん入りのものも含めて、まとめ買いをせず、できるだけ少量ずつ求めるのがよいでしょう。
★保存法
《乾燥剤といっしょに密閉容器に》
湿気を帯びやすく、また酸化しやすいので、一度封を開けたものは、乾燥剤とともに密閉缶などに入れて保存しましょう。
密封して冷蔵庫や冷凍庫で保存するのもよい方法です。
★注意点
《エネルギーや塩分に注意が必要》
高エネルギーですから、酒のつまみにポリポリつまんだりしていると、肥満を招きかねません。
塩漬けにしたもの、塩をまぶしたものも多く、このようなものでは塩分の過剰摂取につながる心配もあります。
毎日少しずつを鉄則にすることが大切です。
胃腸の弱い人も、多食は避けたほうが無難でしょう。
★ナッツ類豆知識
ナッツ類に生じるカビは、アフラトキシンという強力な発がん物質を含んでいて、肝臓がんなどを引き起こすといわれています。
たとえカビは生えていなくても、古くなると不飽和脂肪酸が過酸化脂質に変化し、ビタミンEなどの効用を得ることができません。
そればかりか、酸化したものを多量に摂取すると下痢を起こしたり、長期にとり続けるとがんや老化を促進する原因になります。
カビや酸臭のある古いナッツは、口にしないことです。
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分