《満月の夜、ヒトは睡眠不足になる?》

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2014811日のスーパームーンは、台風のため見ることが出来ませんでした。残念 (o;!です。
 
《満月の夜、ヒトは睡眠不足になる?》
 
 毎月同じ時期に寝つきが悪くなっていませんか?
もし当てはまるなら、それは月の影響かもしれません。
研究結果によると、人間の睡眠パターンは月の満ち欠けに呼応しており、満月の夜には平均20分間睡眠時間が短くなるそうです。
 
 研究チームを率いたスイス、バーゼル大学の時間生物学者クリスチャン・カヨチェン氏は、「特に意識していなくても、月の周期は人間の睡眠に影響を与えるようだ」と述べています。
 
 人間や動物は体内の「概日時計」を利用して、身体や行動の変化を24時間の周期に合わせています。
それと同様、概月時計も何らかの方法で月の満ち欠けの変化に同期しているようです。
 
◆満月の夜に睡眠不足
 
研究チームは33人のボランティアを募り、睡眠中の脳のパターン、目の動き、ホルモンの分泌を観察した結果、満月の時期には睡眠時間が少なくなり、深い眠りをもたらす前脳基部の活性化度が30%低下していることがわかりました。
 
 また、眠りに落ちるまで5分ほど長くかかり、メラトニン(睡眠と覚醒のサイクルを調節するホルモン)のレベルが減少していました。
「睡眠不足」と感じる被験者も多かったといいます。
 
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 不眠の原因には、体内時計のくるい、過剰なストレス、精神的な病気や不調、睡眠時無呼吸症候群などいろいろあります。
眠れないと感じていても、強い疲労感なければ心配ないですが、眠れないことで疲労がたまったり、精神障害や病気が疑われる場合は、検査・治療が必要となります。
 
 ちなみに、生理的不眠の解消には、寝る直前に重い食事をしない、カフェインやタバコは摂らない、適度な運動や入浴(38℃の低温がおすすめ)で血液の流れをよくし、緊張や興奮を鎮めるようにするといいでしょう。
日中は体を動かし、朝起きたら光を浴びて体内時計をリセットすることも大切です。
イライラやストレス解消には、神経を安定させるビタミンB6マグネシウムが有効です。
また、ビタミンB12は睡眠・覚醒のリズムを整えるといわれています。
 
 眠りを誘う成分(催眠物質)として知られているのが、脳の奥の松果体から分泌されるメラトニンというホルモンです。
中年以降になるとメラトニンの分泌が不十分になり、それで不眠になる場合もあります。
メラトニンには睡眠のサイクルを調整したり、時差ボケを解消したりする働きがあります。
このメラトニンを含んでる食品が、バナナやくるみです。
どちらもエネルギーが高いので、夕食前のおやつや夕食に適量をとるようにします。
 
 アミノ酸の一種であるグリシンも睡眠や呼吸の調節に関係している成分で、催眠作用に似た効果があります。
夕食で、グリシンを多く含むえび、ほたてなどを積極的にとるといいでしょう。
 
 さらに、アミノ酸の一種のトリプトファンは睡眠や精神を安定させる作用がある神経伝達物質セロトニンの合成を高める働きをします。
トリプトファンは、牛乳やバナナ、大豆製品などに含まれているので、眠る前にホットミルクを飲んだりするのもおすすめです。
 
老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分