体が硬いと血管まで老化してしまう!?

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体が硬いと血管まで老化してしまう!?
 
人間は動物、つまり“動く物”です。
 
動物は動くのが自然であり、それによって体の諸機能を維持していけます。
赤ちゃんは、寝返りをうったり、ハイハイをしたりと絶えず動いていますが、それが柔軟で弾力性に富む体の証明なのです。
 
一方、高齢になると運動不足になりやすく、体を動かすのが億劫になって、じっと座っていることが多くなります。
すると、体は柔軟性を徐々に失い、関節の可動域も狭くなり、硬く弾力性のない体になってしまいます。
 
このような運動機能の衰えは、体の内側でも進んでいきます。
つまり、血管もだんだん弾力性を失って硬くなっていき、動脈硬化が起きて、脳卒中心筋梗塞のリスクが高まっていくことになるのです。
 
そのため、体の柔軟性を保つ運動も大切になります。
 
それに最適なのが、体の主要筋肉を伸ばす“ストレッチ”です。
 
ストレッチは、ウォーキングに比べると経度の運動で、短時間で気軽に行えるのがメリット。
習慣化すると、関節の可動域が広がって、体の柔軟性も高まり、体の外側と内側の両方からのアンチエイジング効果が期待できます。
 
また、筋肉をゆっくり伸ばすのは、とても気持ちのいいもので、リラックスでき脳の疲れも解消してくれるようです。
 
以下に、人間の筋肉の中で老化予防にとくに重要な下半身のストレッチ3種を紹介します。
ウォーキングの前後に行うと、良い準備&整理体操になり、関節の負担が減り、筋肉に疲労が残りにくくなります。
ぜひ、ウォーキングとセットで行ってみましょう。
 
また、デスクワークの合間などに、単独の体操として行うのもおすすめです。
血流が促進されて、血管ケアにつながります。
 
2分で行える下半身ストレッチ≫
下半身のおもな筋肉を伸ばすストレッチは、ウォーキングなど有酸素運動の前後に行うと効果的です。
1セットで2分、運動前後に簡単にできるストレッチメニューを紹介します。
 
〔行い方の基本〕
1つの動きを20秒×1回行う、体が硬く、20秒がつらい場合は、10秒×2回でもよい。
 毎日行っているうちに、体に柔軟性が戻り、20秒×1回が可能になってくる。
●自然呼吸で、息を止めないで行う。
●伸ばしている部位を意識しながら行う。
●痛みを感じず、気持ちよく感じる強度がベスト。
 
【もも前部を伸ばす】
壁に対して横向きにまっすぐ立ち、右手を壁にあてて体を支え、左手で左足を持ち上げ、お尻に近づける。
右足も同じように行う。
※持ち上げた足の膝が、もう片方の足の膝と並ぶくらいか、少し後方にあるのがベター。ただし、痛ければ、無理のない位置でよい
 
【腰・もも後部を伸ばす】
壁の正面にまっすぐに立ち、左手を壁にあてて体を支え、右手で右足をかかえて胸に近づけるように持ち上げる。
左足も同じように行う。
※背すじを伸ばした姿勢で行う
 
【ふくらはぎを伸ばす】
つま先を前に向けて立ち、足を前後に開く。
両手を前側の膝にのせて膝を曲げ、体重を前側の足にかけ、後ろ側の足のふくらはぎを伸ばす。
反対側の足も同じように行う。
※後ろ側のかかとを上げず、足裏を床から離さないで行う。正面を向き、背すじを伸ばす
「一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
 
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
「老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分」
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群はバランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
栄養療法の一環としてご利用いただきたいと思います。