一生懸命働く血管自然老化は避けられない

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一生懸命働く血管自然老化は避けられない
 
人は血管とともに老いる、と表現されます。
健康の鍵を握る血管はなぜ傷つくのでしょうか。
血管老化の原因を考えていきましょう。
 
ところで、動脈硬化とはいいますが、静脈硬化とはいいませんね。
このあたりに血管老化のポイントがありそうです。
 
血液はいうまでもなく、心臓のポンピング運動によって体に送られています。
しかし、約40秒~2分間で体を1回りするパワーが、心臓の力だけで与えられるものでしょうか。
 
心臓の左心室から送り出された血液は、動脈の壁を押し広げます。
これが収縮時血圧、または上の血圧です。
空になった左心室は次の血液を吸い込みます。
このときに心臓と動脈の間の弁が閉じます。
この状態で動脈にかかっている弱い圧力が拡張時血圧、または下の血圧です。
 
 つまり、収縮時、拡張期というのは、心臓の左心室の状態を表しているわけです。
 
 では、なぜ拡張時に血圧はゼロにならないのでしょうか。
 
 それは、動脈自身が自分の力で収縮して血液を先へ先へと送り出しているからです。
この力こそが血液を生み、血液の状態を健康に保つポイントです。
若々しい動脈はこの力が旺盛で、わずか1分間に6070回も拍動しています。
そのたびに心臓は血液を送り出し、動脈はしなやかに膨らんでこの血液を一度受け止め、続いて収縮して、さらに抹消の血管へと血液を循環させているわけです。
血管はただの管ではありません。
休むことなく働き続けているのです。
 
動脈は常に圧力を受け、伸縮運動を繰り返しています。
その回数は1日に10万回、1年で3650万回です。
50年も60年も生きていれば、いくら健康な血管でも疲れてきます。
 
 血管は疲れてくると硬くなり、弾力性を失います。
それが自然老化です。
高齢者に動脈硬化が多いのは、自然老化がベースにあるからです。
 
 心臓から送り出された血液はまず直径34cmの大動脈を流れます。
その後、体の各部位に至る大動脈、動脈、より細い動脈へと流れ、直径23mmの最小動脈へと送られます。
そして、さらに枝分かれしながら毛細血管へ到達し、体のすみずみに酸素と栄養素を供給します。
加齢に伴う動脈硬化はまず、抹消の細い動脈から徐々に始まります。
そして50代を過ぎた頃からは、抹消の細い動脈ともに、中枢の大動脈の硬化も進み始めるのです。
動脈硬化は血液のスムーズな流れを防げるので、加齢とともに血圧も高くなります。
「隠れ脳梗塞は自分で治す より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
 
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
「老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分」
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群はバランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
栄養療法の一環としてご利用いただきたいと思います。