認知症を引き起こすか?アルミニウム

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認知症を引き起こすか?アルミニウム
 
アルミニウムは地球上のどこにでも存在します。
岩石、土壌、川水や海水中、空気にも含まれています。
アルミニウムは軽くてやわらかいので、加工しやすいのです。
その性質を利用し、日常生活の多くの面で利用されています。
アルミ缶、アルミホイル、湯沸かし器、炊飯がま、硫酸アルミニウムによる水道水の浄化などにも用いられています。
 
日常、私たちが摂取しているアルミニウムは人体に必須のミネラルではありません。
むしろ、アルミニウム化合物が人の脳に神経毒素を持つのではないかと疑われています。
アルミニウム化合物を動物の脳内に注入すると、てんかんを起こしたり、アルツハイマー病の特徴である神経原繊維の変化が起こるからです。
 
1970年代には、腎臓病で透析をしていた患者の多くに認知症があらわれ、「透析痴呆」などと呼ばれました。
原因として真っ先に疑われたのが、透析中に混入していたアルミニウム化合物や、患者が服用していたアルミニウム製剤でした。
その推測は当たっていて、それらをやめると認知症の発生が止んだことから、アルミニウム化合物が「透析痴呆」の原因と特定されました。
 
もともとアルミニウムは人体に吸収されにくいのですが、ある条件のもとでいく分吸収されやすくなります。
条件の一つめは、亜鉛不足のときです。
亜鉛不足の人は世の中の半数を占めるのではないでしょうか。
 
二つめは、アルミニウムは酸性になると化学反応しやすくなるので、タンニン酸を含んだ茶やトマトなどを煮ると、アルミニウム製のナベから食べ物や汁の中に溶け出しやすいのです。
 
どれほど身体にアルミニウムが蓄積しているかは、毛髪を分析すれば容易に判定できます。
もしアルミニウムレベルが高いという結果になったら、まず第一に、食生活のどこから混入しているかを調査するのがよいでしょう。
「食べ物を変えれば脳が変わる より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

 現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

 また、
シナプス形成に必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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