記憶力を高める天然の物質―アセチルコリンをつくるフォスファチジルコリン

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記憶力を高める天然の物質―アセチルコリンをつくるフォスファチジルコリン
 
記憶力の衰えの第一の要因は、アセチルコリンの不足だとされています。
それなら、アセチルコリンを食べれば記憶力を高められるのでしょうか。
残念ながら、うまくいきません。
なぜなら、アセチルコリンは血液-脳関門という脳の関所を通過できないからです。
脳に作用するには、脳に入ることが絶対の条件です。
 
そこで作戦が必要になります。
アセチルコリンは、コリンにアセチル基という酢酸の単位がくっついてできたものですから、コリンを食べれば、体内でアセチルコリンに変換してもらえるのではないでしょうか。
これは名案に思えますが、せっかくコリンを食べても、腸内の酵素によって分解されてしまうため、うまくいきません。
 
しかし、リン脂質の一つ、フォスファジルコリン(PC)を食べれば、酵素アセチルコリンにモデルチェンジしてくれます。
これで、アセチルコリンが脳に届きます。
 
記憶力を最大にするのに、1日に12グラムのPCを摂取することをお勧めします。
フロリダ大学のフローレンス・サフォード教授は、PCサプリメントで取ることで中高年の記憶力が高まることを報告しました。
同教授が、5080歳代で記憶力に難点のある41人に毎日500ミリグラムのPC5週間摂取してもらったところ、人の名前が思い出せない、物忘れするなどの間違いが半減しました。
レシチン」という名前で市販されているサプリメントには、PCが約20パーセント含まれています。
ですから、必要なPCサプリメントだけで摂るとなると、1日に510グラムのレシチンを摂らねばなりません。
 
だから、まずは鶏卵(100g10.2g)、ダイズ(100g9.0g) 、エダマメ(100g6.6g)、豆腐(100g5.0g)、納豆(100g10.0g)、魚類を食べてPCを摂るようにして、不足分をサプリメントで補給するのがよいでしょう。
 
PCが脳内の酵素によってアセチルコリンにモデルチェンジされる際に、パントテン酸、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンCが欠かせません。
これらの栄養素も一緒に摂るようにしましょう。
「食べ物を変えれば脳が変わる より」
 
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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

 現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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