
ぼけを防ぐ方法はあるか?
年をとってぼけてしまう人と、高齢でもいきいきと過ごす人。
その差をつくる要因がライフスタイル。
≪食生活を工夫したり脳を活発に活動させることは、ぼけ予防につながる≫
認知症は、さまざまな危険因子が複雑に関係し合って発症しますので、これさえやっておけば100%予防できるという方法はありません。
一ついえるのは、生き生きと健康に暮らすことです。
それは広い意味でのぼけ防止になり、認知症のリスク因子を減らすことにもつながります。
●生活習慣病を防ぐ
中年期にどんな生活をするかで、その後にやってくる老年期の健康が決まるといっても過言ではありません。
年齢や遺伝はどうにもなりませんが、こちらは方法があるのです。
●人とふれ合い、社会活動に参加する
その調査報告は、次のようにまとめています。
・一人暮らしや、社会とのつながりが欠けることは、認知症のリスクを1.5倍高める。
・既婚で同居者がある人に比べ、非婚の単身者のリスクは1.9倍になる。
・社会的ネットワークが豊富な人に比べ、ネットワークが少ない人は認知症の危険度が60%増加する。
●脳を生き生きと活動させる
●抗酸化物質が豊富な食事
活性酸素は誰の体内にもありますが、これが多くなると、細胞を老化させ、がんの発生を促すとされています。
この活性酸素の作用を抑えるように働く抗酸化物質が、ビタミンE・ビタミンC・βカロテンなどです。
・抗酸化物質が豊富な緑黄色野菜、果物、日本茶などをとり入れた食事を、バランスよく食べましょう。
●肉よりは魚中心の食事にする
不飽和脂肪酸は、健康一般ばかりでなく、認知機能にもよいとされています。
シカゴの研究チームが調べたところ、魚の摂取量が最も多いグループは、最も少ないグループと比べ、認知症の危険率が70%も低くなったと報告しています。
●体を動かす
運動には、さまざまな病気に対する予防効果がありますが、アルツハイマー病にも有効です。
ただし、同じ運動でも重量挙げなどの無酸素運動には、このような効果は認められません。
●おかしな兆候に早く気づく
認知症は、早く見つけて専門医を受診することができれば、症状の進行を遅らせるためのさまざまな治療が可能です。
さらに、延命率も高くなります。
早期発見・早期治療は、がんなど命にかかわる病気だけでなく、認知症にとっても大きな予防策なのです。
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。
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