“刺激と栄養”がいつまでも老けない脳をつくる
私たちの身体を構成する細胞は、細胞分裂をさかんに繰り返し、つねに元通りの状態を保ちます。
たとえば、転んで擦り傷を受けた場合には、数週間後には跡形もなくなり治癒してしまいます。
足首を捻挫してじん帯を伸ばしてしまった場合でも、適切に固定し日常生活に注意していれば、伸びてしまったじん帯が元通りに修復されているのです。
そのことは脳のCT検査などでもよく知られています。
このようなことから、「一度失った神経細胞は再生することがない」と思われていました。
ところが、近年になり、人間の神経細胞も新生していることがわかってきました。
とくに記憶に深く関係する海馬では、他の脳組織よりも活発に神経細胞の新生がおこなわれているのがわかったのです。
これまであきらかになった事実でもっとも注目すべきことは、身体を使った運動=エクササイズが、神経細胞の新生を促すということです。
お年寄りが病気やケガで入院すると、たとえその入院期間が短くても、急激に認知症が進行してしまうことがよくあります。
そのネットワークの数が脳の機能を左右するといってもいいでしょう。
また、失ってしまった神経細胞は、運動=エクササイズによって新しく生まれるのです。
脳の老化を防ぐために、必要な栄養素を必要な量摂取することの重要性、同時に最新科学では、脳の機能を向上させるために、脳に対しいつも刺激を与え、毎日身体を動かすことが重要であると指摘されているのです。
いい換えると、日々を楽しく、感動を味わいながらすごし、身体を動かさなければ、いくら脳にとって重要な食事などを供給しても、期待した老化防止効果が得られないということになります。
もちろん、「運動のやりすぎ」はかえって老化を促進するので、適度な運動であることも重要です。
いまでは、医療技術の進歩により、胃の中に管を挿入して使う、理想的な栄養バランスとカロリーの液体の栄養剤が存在します。
そのため、長期間の入院であっても、消化管の機能がしっかりしていれば、とてもよい栄養状態を保つことは可能です。
しかし、脳科学の視点で考えれば、いくら理想的な栄養素を管が供給しても、身体を動かすことがなく、刺激も少ない単調な毎日を過ごしていれば、退院後にうつ傾向になったり、認知症が急速に進行してしまうでしょう。
そう考えてみると、通勤や通学、仕事や勉強、家事といった私たちの日常生活は、脳の機能を向上させるために、とても都合がよくできています。
色とりどりの食材を見て楽しみ、味わい、おいしさに感動する。
喜怒哀楽の感情をもちながら、本やテレビなどから新しい知識を得る。
少しの距離であれば歩いて移動したり、できるだけ階段を使う。
私たちの日常生活のなかには、ちょっとした工夫で脳トレになるものがたくさんあります。
生活習慣を通して脳に刺激を与えること、そして食材を工夫するなどして抗酸化アプローチを施すこと――脳への“刺激と栄養”が、最強の能力アップを実現するのです。
「脳の栄養不足が」老化を早める! より」
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このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
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