「低カロリー飲料」は、かえって太る可能性がある!?

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「低カロリー飲料」は、かえって太る可能性がある!?
 
ダイエットのためには運動とともに適度なカロリー制限を行うことが必要です。
すると、もちろん水分補給のための飲料はできるだけ糖分控えめで低カロリーのものにしようと考えますよね。
ところが、水やお茶を飲む習慣の人はよいのですが、甘味も感じたいとの理由から、「スポーツ飲料」を選んでいるという人はちょっと注意が必要です。
 
一般的なスポーツ飲料には、500ミリリットルの中に、約2030グラムの糖質が含まれています。
これはスティックシュガー2030本に相当し、カロリーは80120キロカロリーということになります。
 
そこで、糖質やカロリーを控えめにしたスポーツ飲料が次々と開発、発売されるようになったのです。
これらの飲料では、カロリーを抑えて甘味を確保するために人工甘味料が使用されています。
現在、多く使われている人工甘味料スクラロースがあります。
スクラロースは体内で代謝されずに排泄されるのでノンカロリーですが、甘みは砂糖の約600倍あるといわれています。
 
また、カロリーや糖分の表示にも少し注意が必要です。
「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」の表示は飲料100ミリリットル当たりの熱量が5キロカロリー未満であれば可能です。
したがって、厳密にはカロリーはゼロではありません。
さらに、「シュガーレス」「ノンシュガー」、あるいは「無糖」という表示も、飲料100ミリリットル当たりに0.5グラム未満の糖質を含んでいても可能です。
この場合もやはり糖分はゼロではないのです。
 
人工甘味料を使用した低カロリー飲料は、カロリーが控えめであることに加え、飲んだあとの血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌も少なく済むという点でダイエットの味方といえます。
 
しかし、その一方で、その非常に強い甘みを求めるようになってしまう危険性も高いのです。
事実、人工甘味料を使用した低カロリーを好んで飲用している人に肥満が多いことが指摘されています。
 
また、2014917日、イギリスの科学雑誌nature』電子版に、「サッカリンなどの人工甘味料が腸内細菌に作用して代謝異常を起こす」との発表がありました。
糖尿病患者でない381人のダイエット調査票から、人工甘味料を定期的に多く摂取している人ほど空腹時の高血糖、耐糖能異常があると示したのです。
 
人工甘味料自体は、胃腸吸収されません。
しかし、人工甘味料が腸を通過するときに、腸内細菌に変化を起こすのです。
血糖値を上昇させる原因になっていたのです。
 
低カロリーの飲料が、かえって肥満を促進させたり糖尿病を悪化させたりするので、ご注意を!
「長生きしたければ知っておきたい健康常識○と× より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
 
 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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