
コーヒーが動脈硬化を防いでくれる
コーヒーには、「体に良くない」という印象がありませんか?
しかし、動脈硬化をはじめとした血管系の予防効果が期待できるなど、「体に良い」という研究結果が多く出ています。
そもそも、従来の「体に良くない」という通説をくつがえしたのは、1988年6月のこと。
一般社団法人日本動脈硬化学会によってでした。
近年では2013年、2万人もの規模でのコホート研究(特定の地域や集団に属する人々に長期間にわたって、健康状態と生活習慣や環境状態との関係を調査する研究)で、「コーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて脳卒中を発症するリスクが29%も低い」と報告されています。
ただし、コーヒー4~5杯分に相当するカフェインを飲むことで、心臓病や脳卒中にかかるリスクが高まるとの研究結果もあります。
要は「体に良いから」といって、コーヒーを飲むことだけにこだわらないことが大切です。
また、砂糖やミルクをコーヒーに入れる習慣がある人は、糖分などをとりすぎる心配があるので、控えたほうがよいでしょう。
さらに、缶コーヒーの場合は、コーヒー以外のさまざまな成分も含まれているので、飲みすぎは×。
注意が必要かもしれませんね。
「長生きしたければ知っておきたい健康常識○と× より」
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ビタミンB群が関係する病気があります。
もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、これは分解されます。
また、活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
さらにビタミンB12は脳の機能維持にとても重要です。
研究によると60~69歳までの24%、70~79歳までの32%、90歳以上の40%の人が、ビタミンB12が欠乏しているといわれています。
コロンビア大学のリンデンバウム教授は、「ビタミンB12の欠乏は長い間かかって、ゆっくりと進行する。
そして奇妙なことに脳と神経だけがおかされることがしばしばである」と言っています。
血液検査では見つけられないような軽度の欠乏でも、認知症のような神経異常を引き起こします。
高齢者ではビタミンB12の値が正常値の中に入っていても、低いほうの境界に近い場合には記憶障害を起こすことが知られています。
また別の研究では神経に異常を訴える場合の28%がビタミンB12の欠乏が原因だということがわかりました。
この場合には貧血などの症状はありませんでしたが、認知症や平衡感覚、精神状態の異常を訴えています。
重要なことは血液検査でビタミンB12の欠乏を見つけることは困難だということです。
そのために多くの人はビタミンB12は正常だと判断されてしまいます。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
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