炭水化物が食べたくなったら、とりあえず冷やしてみよう

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炭水化物が食べたくなったら、とりあえず冷やしてみよう
 
「冷えたご飯は、温かいご飯よりもカロリー摂取量や血糖値の急上昇を抑えられる。また、脂肪がつきにくく、便秘の解消にもつながる」
 
こんな説をご存知でしょうか。
もちろん、冷えたご飯であっても食べすぎれば太ります。
ただ、いつもと同量であれば、肥満やさまざまな生活習慣病を防ぐ効果まで期待できるのです。
 
その理由は、「レジスタントスターチ」にあります。
耳慣れない言葉かもしれませんが、「消化されにくい(resistant)でんぷん(starch)」という意味です。
ご飯が冷える過程で、お米のでんぷんが、レジスタントスターチに変わるのです。
 
 その温度は45度、つまり冷蔵庫の温度くらいといわれています。
 
レジスタントスターチは小腸での消化吸収を受けにくく、食物繊維と似た働きをしてくれるのです。
したがって、糖や脂質の吸収を抑えるとともに、大腸においては腸内環境を整える作用も期待できます。
調理してから冷やすことによってレジスタントスターチが増えるのは、パスタ類、ジャガイモなども同じです。
 
ただし、冷えたものを温めると、レジスントスターチは通常のでんぷんに戻ってしまうので要注意です。
電子レンジでの再加熱でも、元に戻ってしまいます。
 
具体的なメニューとしては、冷やし中華、冷やしラーメン、冷静パスタ、冷静リゾット、冷やしたポテトサラダ、冷たいジャガイモのスープはどうでしょう。
ちょっとした人手間で血糖値の上昇やカロリーの摂取量が抑えられるなんて、うれしいことですよね。
「長生きしたければ知っておきたい健康常識○と× より」
 
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近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
しかし、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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