「血管内皮細胞の修復」と「コラーゲン」で血管は若返る

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「血管内皮細胞の修復」と「コラーゲン」で血管は若返る
 
上下水道やガス管などは古くなったり、壊れたりしたら取り替えができますが、血管を丸ごと取り替えるわけにはいきません。
長年、「人は血管とともに老いる」しか道はなく、動脈硬化を起こした動脈は悪くなる一方で元には戻らないと考えられていました。
 
ところが、ちょっとした工夫で動脈が若返ることがわかったのです。
血管内皮細胞の自己修復能で血管の若返りが可能であるといううれしい事実です。
 
その鍵を握っているのは、骨髄内に存在する「EPC(endothelial progenitor cell:血管内皮前駆細胞)」という細胞です。
このEPCが血管内皮細胞に分化して動脈硬化を起こした部分を修復して、血管の若返りが起こるのです。
また、血管内皮細胞は自らも約1000日の周期で新しく生まれ変わっています。
 
すでに心臓病などの患者さんに、ご本人のEPCを注射して血管を修復する治療が行われていますが、そのような最先端の再生治療を受けなくても、若返り血管は自前で作り出せます。
 
血管を若返らせるポイントの1つ目は、EPCを活性化することです。
 
EPCを活性化させるためには、血流を良くする軽い運動が重要です。
運動をすると骨髄でEPCがたくさんつくられることがわかっています。
EPCは血管の傷んだところに集まってくる性質があり、そのためには血液がスムーズに流れている必要があります。
したがって、血流を良くする運動をすると一石二鳥です。
 
運動と聞くと敬遠したくなる方も心配は無用です。
いますぐ立ち上がり、その場で深く屈伸するスクワットを10回やってください。
これを13セットほど行うだけで、EPCの製造工場のスイッチが入り、増産体制が整います。
 
安静時には血液の7割は心臓より下にありますが、太腿、お尻、ふくらはぎといった足腰の大きな筋肉をダイナミックに動かすスクワットを行うと、筋肉のポンプ機能で下半身の血液が環流しやすくなり、全身の血管の傷んだ部分にEPCが集まってきます。
 
血管を若返らせるポイントの2つ目は、血管を守る「コラーゲン」です。
 
痛んだ血管を若返らせるためには、血管を補強するコラーゲン(IV型コラーゲン)をつくるための栄養素が必要になります。
それは「タンパク質」と「ビタミンC」です。
 
毎日の食事でコラーゲンをつくり、血管を若返らせる具体的な方法については、後日詳しく説明したいと思います。
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
 
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 筋肉は自分自身で勝手に活動するわけではなく、神経系という指令系統から命令を受けとりながら働きます。
そして、筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、ビタミンB群の仲間が必要です。
 
 筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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