ファイトケミカルで丈夫な血管をつくって若返りたい「理想の野菜が摂れる4種の野菜スープ」

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ファイトケミカルで丈夫な血管をつくって若返りたい「理想の野菜が摂れる4種の野菜スープ」
 
 血管の老化を促すのは動脈硬化ですが、動脈硬化の発端となるのは酸化です。
 
 ファイトケミカルには酸化をブロックする働きがあるのです。
また、ファイトケミカルには血小板の凝集を抑制して血液が固まるのを防ぐ、血液サラサラ作用もあります。
ファイトケミカルは現在見つかっているもので数千種類ほどですが、全体では1万種以上あると推定されています。
そのおよそ9割は野菜や果物など日常的に食べている身近な食品に含まれています。
ファイトケミカルの遺伝子を持たず、自力でつくり出すことができない私たちは、野菜や果物などを食べてファイトケミカルを摂取するしかないのです。
 
野菜の力を最大限に引き出し、ファイトケミカルで丈夫な血管をつくって若返りたい。
そんな方におすすめしたいのが、「ファイトケミカルスープ」です。
季節を問わず容易に手に入り、安価で常備しやすい野菜でつくります。
 
これは、1日の野菜の摂取目標量(350400グラム)と数種類のファイトケミカルを毎日摂ることができる理想的なスープです。
ファイトケミカルスープはキャベツ、タマネギ、ニンジン、カボチャという4種類の野菜で簡単につくることができます。
分量は各々100グラムずつですから、覚えやすいと思います。
 
いろいろな野菜を組み合わせて試しましたが、この取り合わせがいちばんおいしくて、食べ続けても飽きがこない味だと思います。
しかも、血管の若返りに有効な多くのファイトケミカルが一度に摂れます。
野菜を生のままでこれだけの量を食べるのはたいへんですが、スープなら、食欲がなくてもすんなりお腹に入ります。
 
タマネギやニンジンは年中店先に並んでいます。
ともに根菜なので保存性も高いのが大きなメリットです。
安売りしているときに買いだめしておくと経済的です。
 
キャベツとカボチャも北海道から沖縄までほぼ全国でつくられていますから、年間を通して手に入りやすい野菜です。
 
野菜はハウス栽培ではなく、陽射しをたくさん浴びた路地ものがベストです。
より自然に近い状態で育ったもののほうが、ファイトケミカルがたくさん含まれているからです。
 
超簡単! ファイトケミカルスープのレシピ
 
厚手の鍋に水と切った野菜を入れて、フタをして煮込むだけ。
これなら料理が苦手な人でもなんなくつくれるでしょう。
 
料理のポイントは3つあります。
 
第一に、ニンジンとカボチャはよく洗ったら、皮ごと使うこと。
ファイトケミカルは植物が自分身を守るためにつくる物質ですから。
外側の皮の部分に多く含まれています。
無農薬で栽培された有機野菜なら残留農薬の心配もありませんし、農薬は基本的に水に溶ける水溶性なので通常の野菜でもよく洗えば大丈夫です。
 
第二に、フタがしっかり閉まって蒸気を閉じ込め、長時間過熱しても焦げにくい鍋(ホーロー鍋がおすすめ)を使うこと。
蒸気にもファイトケミカルが含まれていますから、蒸気が漏れると貴重なファイトケミカルが失われます。
 
第三に、食塩などの調味料を極力加えないこと。
4種類の野菜本来の甘みとうま味だけでおいしく楽しめますし、塩分を入れるとナトリウムの過剰摂取につながり、血圧を上げて血管のストレスを増やしてしまいます。
 
はじめのうちは薄味に感じるかもしれませんが、このファイトケミカルスープをしばらく飲んでいると味覚が敏感になり、調味料ナシでもおいしく味わえるようになります。
 
風邪のときにはショウガや長ネギを入れたり、干しシイタケを加えたりなど、アレンジしてもかまいません。
 

ファイトケミカルスープのつくり方(800ml)

 
野菜を切る
キャベツ、タマネギ、ニンジン、カボチャ(それぞれ100グラムずつ)4種類の野菜をよく洗い、食べやすい大きさに切ります。

※各々100グラム:キャベツ大2枚、タマネギ 1/2個、ニンジン 大1/2本、カボチャ 1/4

ニンジンとカボチャは皮つきのまま使ってください。
 
鍋に材料を入れる
フタができる大きめで厚手の鍋を用意したら、切った野菜を入れて、野菜が隠れるくらいの水(およそ1リットル)を注ぎます。
 
フタをして煮込む
鍋を火にかけます。
お湯が沸騰したら中火にして、フタをしたまま20分~30分ほど煮込んだら完成です。
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
 
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近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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