食生活の変化で「心筋梗塞」や「脳卒中」が増えている

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食生活の変化で「心筋梗塞」や「脳卒中」が増えている
 
 多くの方は狭心症心筋梗塞などは“心臓の病気”で、脳梗塞脳出血くも膜下出血などの脳卒中は“脳の病気”だと誤解しているようです。
 
心臓は死ぬまで一度も休むことなく動き続けて、そのポンプ機能で全身に血液を送り出しています。
そんな心臓自身にも血液は必要ですから、冠動脈という心臓専門の血管で血液を供給しています。
この冠動脈で起こる血管事故が狭心症心筋梗塞です。
 
狭心症は、冠動脈が狭くなって血液が流れにくくなる病気です。
激しい運動をしたり、急なストレスが加わったりすると、心臓が一時的に血液不足に陥り、胸や背中などに締め付けられるような重苦しい痛みを感じます。
 
 心筋梗塞は、冠動脈が完全に詰まって血液が行き届かなくなり、心臓が壊死します。
その痛みは激しく強烈で、すぐに処置しないとまもなく死に至ります。
 
 死ぬまで黙って働き続けるタフな心臓が、たった1回の血管事故でノックアウトされることもあるのです。
 
 一方の脳卒中は、脳の血管で事故が起こる、脳梗塞脳出血くも膜下出血という3つの病気の総称です。
 
 脳梗塞は、脳の血管が詰まり、その先の脳細胞が壊死して体に障害が出る病気です。
 
 脳出血くも膜下出血は血管が破れて脳の機能が失われます。
脳出血では脳内の血管が切れて出血が起こりますが、くも膜下出血では脳の表面を走っている血管に生じたコブが破裂します。
 
 以前の日本では、脳出血くも膜下出血のように、血管が破れるタイプの血管事故が多く見受けられました。
塩分過多の食生活などの影響で、弱くなった血管が高い血圧に耐えられなくなって切れていたのです。
 
 しかし最近では、食生活の欧米化に伴い、血管が破れるタイプの血管事故が減り、心筋梗塞脳梗塞などの血管が詰まるタイプの血管事故が増えてきました。
 
 脳卒中の主な症状には、手足のしびれ、顔面の半分の麻痺、ろれつが回らなくなる、言葉が出てこなくなる、目の片側(右半分あるいは左半分)が見えなくなるといったものがあります。
小さな脳梗塞が脳のあちこちに多発すると、脳血管性認知症をも招きます。
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
 
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ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
 また、ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなくほかのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましい。
 
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