プラークが破れると血管事故が起こる
けれども、血管事故はプラークの巨大化のみで起こるのではありません。
直接の原因は「プラークの破裂」なのです。
プラークが破裂するとその傷をふさぐために、血球成分の一種である血小板が集まってきます。
転んだりして手足をすりむくとカサブタができますが、それは血小板の作用によるものです。
血液中の繊維質を集めてカサブタをつくり、傷口にフタをしてそれ以上被害が拡大しないようにしてくれるのです。
血小板は血管の傷を治すために、常に血管壁に沿って血液中を漂いながらパトロールしています。
安定プラークは十分に時間をかけて生まれたもので、内部の柔らかい脂質の固まりが少なく、周囲を丈夫な繊維質のカバーが覆っています。
破裂しやすい不安定プラークは内部の柔らかい脂質の固まりが大きく、まわりを覆う繊維質のカバーが薄いという特徴があります。
血小板がつくる血栓は遠く離れた場所で血管事故を起こすこともあります。
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
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ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
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