「仮面高血圧」と「早朝高血圧」に要注意

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「仮面高血圧」と「早朝高血圧」に要注意
 
 顔かたちが一人ひとり違うように、高血圧にもいろいろなタイプがあります。
血管事故をあまり心配しなくてもいい高血圧もあれば、血管事故の危険度が非常に高い高血圧もあります。
 
血管事故のリスクが高い高血圧の代表といえるのが「仮面高血圧」と「早朝高血圧」2つです。
 
仮面高血圧とは、病院の診察室で測る血圧は正常値なのに、家庭などで測ると血圧が高めに出るタイプ。
「白衣高血圧」とまったく逆のタイプであり、仮面をつけたように高血圧であることがわかりにくいという意味で仮面高血圧と称します。
 
白衣高血圧では家庭での血圧が正常なら問題はないのですが、仮面高血圧だと医師が仮面に騙されるケースがあり、高血圧の放置につながりやすくなります。
 
仮面高血圧の原因は人それぞれですが、働き盛り世代では次のような2つのケースが考えられます。
 
1つ目は、責任感が強くて仕事や職場で日ごろ強いストレスを感じているケース。
病院で医師や看護師に接していると、仕事から解放された安心感からリラックスして血管が開いてくるため、通常のレベルよりも血圧が下がるのです。
 
2つ目は、喫煙者が禁煙して起こるケース。
タバコを吸うと血管は収縮し、血圧が上がります。
ヘビースモーカーはタバコの影響で血圧が高めに出ますが、医療機関内は禁煙なので血圧がいつもより下がるというわけです。
 
早朝高血圧も血管事故につながりやすい危ない高血圧です。
早朝高血圧では就寝時よりも早朝の血圧が1520高くなっています。
 
ヒトは本来、夜中に休み、日中に活動する昼行性動物です。
血圧は寝ている間は下がり、日中になると活動の準備を整えるために高くなるのが普通です。
早朝のうちは、まだ血圧は低くてあたり前ですが、早朝高血圧の人は早朝から高いのです。
 
朝から血圧が高いということは、血圧が下がっているはずの夜間も高くなっていると考えられます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人も多くはこのタイプです。
寝ている間も血管に絶え間なくストレスをかけ続けていると、血管事故の危険度は当然上がります。
 
早朝、お昼、午後3時、夕方、就寝前と、1日に5回血圧を測ってみて、早朝の血圧が高い場合は早朝高血圧が疑われます。
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
 
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ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化対策に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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