身近な野菜のファイトケミカル《ニンジン》

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身近な野菜のファイトケミカル《ニンジン》
 
 緑黄色野菜の代名詞的存在なのが「ニンジン」。
2013年に全国の主婦4700名を対象に行われた「2013年にもっとも食べた野菜」というカゴメの調査では、8位に甘んじていますが、肉じゃがなどの煮物やカレー、サラダなどで食卓に登場する機会が多い野菜の1つです。
 
ニンジンはアフガニスタン原産のセリ科ニンジン属の野菜です。
その鮮やかな色合いは、「カロテン」というファイトケミカルによるものです。
ニンジンは英語で「キャロット」ですが、カロテンはそのキャロットから名付けられました。
 
カロテンには「β-カロテン」と「α-カロテン」の2種類があり、両者とも強力な抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、心疾患のリスクを下げます。
 
カロテンは体内では必要な分だけビタミンAに転換されます。
ビタミンAは抗酸化作用以外にも、粘膜を強くして細菌やウイルスの進入をブロックしてくれます。
 
ビタミンAの摂り過ぎは有害ですが、カロテンから摂取する場合には必要量のみがビタミンAに転換されるため、過剰摂取につながる恐れがないというメリットもあります。
 
β-カロテンが豊富に含まれている野菜には、ニンジン以外にもカボチャ、モロヘイヤ、パセリなどがあります。
 
β-カロテンの陰に隠れていますが、α-カロテンには強い抗がん作用があります。
肺がんではα-カロテンの摂取量が多い人ほど発がんの危険度が低下し、肺がん、肝臓がん、皮膚がんの成長を抑制することが実験で確かめられています。
 
こうしたカロテン類の幅広い抗がん作用が認められて、「フードピラミッド」でも頂点に近い場所にニンジンはランクインしています。
 
カロテンは油に溶ける脂溶性ファイトケミカルです。
油で炒めたり、サラダにするときは新鮮なオリーブオイルをかけたりすると吸収率が高まります。
 
スーパーなどではあまり見かけませんが、葉付きのニンジンを見つけたら迷わず購入するようにしてください。
ニンジンの葉の部分にはファイトケミカルが凝縮されています。
ニンジンの葉の茹で汁からは、生のニンジンジュースの約1万倍()もの抗酸化作用が得られるという報告もあります。
 
ニンジンの葉はパセリのように香りがやや強いので、香味野菜と同じような使い方をするとよいでしょう。
大根の葉と同じように、細かく刻んでゴマ油で炒め、ゴマと和えると風味豊かな手づくりのふりかけもできます。
 
 ファイトケミカルには酸化をブロックする働きがあるのです。
また、ファイトケミカルには血小板の凝集を抑制して血液が固まるのを防ぐ、血液サラサラ作用もあります。
ファイトケミカルは現在見つかっているもので数千種類ほどですが、全体では1万種以上あると推定されています。
そのおよそ9割は野菜や果物など日常的に食べている身近な食品に含まれています。
ファイトケミカルの遺伝子を持たず、自力でつくり出すことができない私たちは、野菜や果物などを食べてファイトケミカルを摂取するしかないのです。
 
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
 
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ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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