「魚の皮」にはコラーゲンが豊富に含まれている

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「魚の皮」にはコラーゲンが豊富に含まれている
 
 若返り血管をつくるタンパク質として、1日に1食は食べておきたいのが魚介類です。
ことにイワシ、サバ、サンマといった青魚やマグロ類です。
 
青魚にはエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)という油(脂肪酸)が含まれています。
この2つの油は、体内では合成できないため、食品から毎日摂取すべき必須脂肪酸です。
細かくいうと体内でも合成できるのですが、必要量がまかなえないため必須脂肪酸の仲間とされています。
 
DPADHAが注目されたきっかけは1970年代にデンマークで行われた研究でした。
デンマーク領のグリーンランドに住む先住民族イヌイットは、肉類、野菜、果物をほとんど食べない魚介類中心の生活を送っています。
彼らには心臓病が非常に少ないという特徴があり、その理由として注目されたのが魚介類に多く含まれるEPADHAでした。
 
EPAは血管の細胞に取り込まれて、血圧を下げたり、動脈硬化の進行を遅らせたりする働きがあります。
DHAは血液中の中性脂肪と悪玉コレステロールの値を下げて血管の健康状態を改善します。
そして両者は、動脈硬化を起こす炎症を抑制します。
EPADHAの含有量が多い魚介類を順にリストアップしましょう。
 
リストを見るとわかるように、EPADHAは加工しても損失しないため、缶詰でも大丈夫です。
青魚の缶詰は100円程度から売っていますので、常備して積極的に活用してください。
 
魚を食べるときは皮まで食べましょう。
魚の皮にはコラーゲンが多く、血管再生に役立つアミノ酸のピースがそろいやすいからです。
魚介類のコラーゲンは結合が緩やかなので、肉類のコラーゲンよりも吸収しやすいというメリットもあります。
 
EPADHAの含有量が多い魚介類/可食部100g当り(mg)
 
EPA
サバ(開き干し)2200
イワシ(缶詰、蒲焼き)1800
サバ(大西洋サバ、焼き)1700
マグロ(クロマグロ、脂身)1400
イワシ(イワシ、生)1200
サンマ()890
ニシン()880
 
DHA
マグロ(クロマグロ、脂身)3200
サバ(開き干し)3100
サバ(大西洋サバ、生)2700
ブリ(焼き)1900
サンマ(缶詰、味付け)1700
サンマ()1700
イワシ(イワシ、焼き)1500
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
 
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ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化を早めないために必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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