口腔内細菌が心臓病のリスクを高める
多くの研究者が歯周病菌と心臓病の関連について研究を行っています。
疫学と生物統計学マースフィールド医学研究班のデステファーノ教授が9760人を対象に行ったもので、年齢、性別、人種、教育、結婚暦、収縮期血圧、総コレステロール値、BMI値、血糖値、運動量、アルコール消費量、喫煙の有無、貧困の度合いなど冠動脈精神疾患に与える様々な数値を補正して調査しています。
これによると、歯周病患者はそうでない人に比べて、冠動脈性心疾患を発症しやすいというのです。
最終的な分析としては、歯周病はそうでない人に比べて、0.5倍から2.8倍冠動脈性心疾患による血管障害のリスクが高いという結果になりました。
東京医科歯科大学歯学部の石川烈教授と同大学医学部血管外科の共同研究でも、大動脈瘤や動脈硬化など患者69人を対象に、唾液と歯周ポケット、血管の詰まった場所から細胞を採取して、そのDNAを調べたところ、なんと血管のサンプルから歯周病菌の1つであるポルフィロモナス・ジンジバリスを高率で発見したと報告しています。
口腔内細菌が増殖すると血管を通じて、全身のあらゆる臓器に広がっていくのです。
しかし、日和見菌だけに悪玉菌が異常増殖を始めるとそのパワーに便乗して、悪さを手助けすることもあります。
のほほんと口の中に漂っている目に見えない口腔内細菌といえども、集団となると人間を死に至らしめる威力を持ちます。
だからこそ、常日ごろから口腔内細菌と闘い、優位になっておかなければならないのです。
「口の中をみれば寿命がわかる より」
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すべてのビタミンが老化と関係があります。
とくに、B類のビタミンB12、B6、葉酸は生活習慣で老化を早めないために役立つ成分です。
また、老人性認知症患者の脳にはビタミンB12が不足しているという報告もされています。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
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