肩こり・腰痛の原因は噛み合わせだった
右の奥歯が抜けたままになっている人は、左肩から背中にかけてひどい肩こりがでる。
これは歯科版「マーフィーの法則」です。
ところが、奥歯を入れて全体の噛み合わせを調整すると、不思議なことに長年の肩こりが解消したというケースは本当に多いのです。
人間は常に重力に対抗しながら生きています。
骸骨の標本を見るとわかるのですが、数多くの関節がある中で、背骨につながっていて左右に関節があるのは、顎関節と仙腸関節の二つです。
つまり。
この二つの関節が、身体の中心軸を保つ役割を担っているといっていいでしょう。
中でも顎間接は、頭蓋骨に近いところにあって、重い頭を支えており、頭頸部の筋肉と密接に関係しており可動域も広い。
さらに全身を動かす際に、バランスをとるために顎関節は重要な役割を担っています。
もしこれがずれてしまったら、頭頸部はもとより全身に影響がでることは推察できます。
噛み合わせを調整するといっても、薄い紙1枚あるかどうかというごくわずかな調整だけです。
この紙1枚分が違って、左右のバランスがずれていても、長い間にはどこか1本の歯に負担をかけ、咀嚼筋のアンバランスを引き起こします。
それによって首の筋肉が引っ張られて筋肉が緊張します。
これが頭痛や背中の張りやこりとなって表れます。
肩の筋肉が硬くなるために腰部の筋肉も引っ張られ、腰痛の原因ともなります。
歯のわずかなズレが他の関節や筋肉、リンパ系や体液系に影響を与え、多くの症状をもたらします。
歯ぎしりも、噛み合わせによって引き起こされることが多い。
歯ぎしりは、上下の歯を噛み合わせたままで横に動かすことによってギシギシという音が発生します。
犬歯は横方向への動きにもある程度耐えられますが、他の歯は横揺れに弱い。
実は噛み合わせが悪いと、早期接触が起こります。
全ての歯は、上下同時に合わさるように設計されているのですが、どこかの歯だけ先に接触することがあります。
これが早期接触です。
自分で歯を削るのです。
歯ぎしりによって差し歯にひびが入ったり、差し歯が外れることがよくありますが、これは噛み合わせが悪いために、早期接触が起こっている可能性が高い。
ほんのわずかな噛み合わせの悪さが、肩こり・腰痛・不定愁訴どころか歯をだめにする原因になることもあります。
注意が必要です。
「口の中をみれば寿命がわかる より」
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すべてのビタミンが老化と関係があります。
とくに、B類のビタミンB12、B6、葉酸は生活習慣で老化を早めないために役立つ成分です。
また、老人性認知症患者の脳にはビタミンB12が不足しているという報告もされています。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
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