よく寝る大人は若い 睡眠不足は万病のもと

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よく寝る大人は若い 睡眠不足は万病のもと
 
 睡眠不足が続くと免疫力が低下。
病気や老化を進行させる
 
私たちは人生の約3分の1を眠って過ごします。
睡眠は、人間はもちろん、発達した大脳皮質を持つすべての哺乳類や鳥類にとって、生きるためになくてはならないものです。
単に体や脳を休息させるだけでなく、傷ついた細胞の修復、記憶の整理と定着、ホルモンの分泌、免疫機能などにも深くかかわっています。
 
では、睡眠が足りないとどうなるのでしょう。
まず脳の働きが悪くなり、注意力や記憶力、判断力などが低下します。
ささいなことでイライラして攻撃的になったり、気持ちが沈んで意欲が失われたりもします。
 
さらに長期にわたって睡眠不足が続けば、がんやウイルスに対する免疫力が低下。
逆に、生活習慣病や心疾患のリスクは上昇し、老化も進んでしまいます。
 
質のいい睡眠を十分にとってこそ、身も心も健康に生きることができるのです。
 
<眠りを断たれたラットは34週間で死んでいく>
 
 1980年代にシカゴ大学でラットを眠らせない実験を行ったところ、2週間で毛が抜け始め、体温も低下、34週間後、常在菌による感染症で次々に死んでいきました。
ふだんならこれといって害をなさない体内にすむ細菌が、睡眠を断たれ抵抗力の落ちたラットには命取りとなったのです。
 
 人間では、1960年代にアメリカの高校生が不眠の世界記録に挑戦しています。
研究者立ち合いのもと、264時間眠らずに過ごしたところ、4日目で妄想が現れ、7日目に震えや言語障害が起こったとか、2007年に、イギリス男性が2時間記録を更新したものの入院。
その後、ギネスブックは健康の害を考慮し、不眠記録の掲載をやめています。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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