睡眠も、好機を逸すべからず 眠りには「ゴールデンタイム」がある

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睡眠も、好機を逸すべからず 眠りには「ゴールデンタイム」がある
 
 成長ホルモンの分泌が増える
10時~午前2時がゴールデンタイム
 
深い眠りであるノンレム睡眠には、ステージ144段階があります。
そのうちステージ34が、除波睡眠と呼ばれる特に深い眠りで、寝入ってから最初の3時間に集中して現れます。
じつは、この除波睡眠のときに成長ホルモンの分泌が盛んになるのです。
 
成長ホルモンの分泌量は、体内時計の作用で、時間帯により大きく変動します。
1日の中でもっとも分泌量が増えるのは、一般に夜10時から午前2時ごろ。
「眠りのゴールデンタイム」と呼ばれるこの4時間と、除波睡眠の多い時間が重なるようにすれば、眠りの質が高まります。
なるべく、夜11時にはベッドに入るようにしましょう。
 
成長ホルモンは、子供の成長だけでなく、大人にとっても若さと健康を保つうえで大切なものです。
11時に寝て6時に起きるのも、午前3時に寝て10時に起きるのも、睡眠時間は同じ7時間ですが、長い目で見れば体調や肌の状態に大きな違いが出てきます。
 
<睡眠中の増えるホルモンが体を守り、維持している>
 
 睡眠中に分泌されるのは、睡眠ホルモンのメラトニンや成長ホルモンだけではありません。
新陳代謝を活発にする甲状腺ホルモンの分泌を促す甲状腺刺激ホルモン。
乳腺の発達や皮膚の潤い保持にかかわるプロラチン。
そして、タンパク質、炭水化物、脂質の代謝や血糖値の維持にかかわり、炎症やアレルギー症状を抑える作用もあるコルチゾール
 
 コルチゾールは、ストレスを受けたときに出るストレスホルモンとして知られています。
分泌過多だと体に負担がかかるので、悪玉ホルモンのように思われていますが、それは誤解です。
 
 コルチゾールは通常、午前3時ぐらいから増え始め、起床前後に大量放出されます。
そうして血圧や血糖値を上げ、日中に襲ってくるさまざまなストレスに対して臨戦態勢を整えてくれているのです。
 
※健康な大人の場合、眠るとまず「ノンレム睡眠」には入り、ステージ1(うとうと)2(すやすや)3(ぐっすり)4(さらにぐっすり)と眠りが深まっていきます。
ステージ34は、脳波が大きな波型のデルタ波になるため「除波睡眠」と呼ばれ、体も脳も眠っている状態です。
その後、体は眠っていても脳が活動している「レム睡眠」に移ります。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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