酒は眠りの友ならず 寝酒では3時間しか眠れない

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酒は眠りの友ならず 寝酒では3時間しか眠れない
 
良質な眠りを得たいなら、
晩酌は、就寝の3時間前までに
 
眠れないとき、お酒の力を借りるという人は少なくありません。
フランスの製薬会社が世界10カ国で行った調査によると、不眠の解消法としてアルコールを飲むという人がもっとも多いのは日本で、3割に達していました。
 
確かに、お酒を飲むと寝つくまでの時間が短くなり、すぐに深い眠りに入れます。
でも、その効果はせいぜい3時間。
睡眠サイクルが乱れるため、それ以降は逆に熟睡できなくなるのです。
しかも、アルコールの利尿作用で、夜中に何度もトイレに起きるはめに……。
 
特に、睡眠時無呼吸症候群の人は要注意。
アルコールには、筋肉を弛緩させ血行を促進する働きがあるため、寝酒をすると、のどや舌の筋肉がゆるみ、鼻腔の血管が膨らみます。
そのため、ますます気道が狭くなり、症状を悪化させてしまうのです。
 
良質な眠りを得たいなら、晩酌は寝る3時間前までに。
もちろん、飲みすぎは厳禁です。
 
<寝酒が習慣になるとアルコール依存症の危険も>
 
 アルコールは、脳の神経伝達物質のうち、心身をリラックスさせる抑制性物質、ギャバの働きを高め、興奮性物質であるグルタミン酸の働きを抑えます。
それで、お酒を飲むと不安が薄れたり、寝つきがよくなったりするわけです。
 
ただ、睡眠薬代わりの寝酒が習慣になると、アルコールへの耐性ができ、鎮静効果や睡眠導入効果も次第に弱まっていきます。
その結果、眠るためにより多くのお酒が必要になり、人によってはアルコール依存症になる恐れも。
もちろん、肝臓病など、ほかの弊害も出てきます。
 
最近は日本でも、不眠外来を設けている病院が増えてきました。
不眠症の背後にうつ病や内科疾患が隠れていることもあります。
不眠症が続く人は、一度、診察を受けることをおすすめします。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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