目は老化の窓 紫の色素、アントシアニンは目と骨にいい

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目は老化の窓 紫の色素、アントシアニンは目と骨にいい
 
目が疲れたら紫色の食べ物を。
骨粗鬆症の予防効果もあり
 
ブルーベリーのアントシアニンが目にいいというのを聞いたことがある人は多いでしょう。
アントシアニンポリフェノールの一種で、紫色の色素成分です。
 
目を酷使すると、網膜にあるロドプシンという紫色の色素が足りなくなります。
アントシアニンロドプシンの再合成を促進し、眼精疲労や視力改善に役立つと考えられているのです。
科学的な証明はされていませんが、代替医療が認められている欧米では、アントシアニン配合のサプリメントが医薬品として売られています。
 
また、つい最近、日本の国立長寿医療研究センターが、アントシアニン骨粗鬆症を予防する効果があると発表しました。
実験用に骨粗鬆症にしたマウスに、体重1kg当たり10mgアントシアニンを毎日与え、2週間後に骨量を測ったところ、健康なマウスとほぼ同じ状態に戻ったのです。
一方、アントシアニンを与えなかったマウスでは骨の空洞化が進んでいました。
 
もちろん今後、検証が必要でしょうが、アントシアニンの抗酸化力は誰もが認めるところです。
紫色をした食べ物を積極的にメニューに取り入れましょう。
ブドウやイチゴ、赤ジソ、紫イモや紫キャベツ、ナスの皮、黒ゴマや黒大豆などにも含まれています。
 
<ソバやシソの実もポリフェノールたっぷり>
 
 ポリフェノール群のファイトケミカルを、もう少し紹介しておきましょう。
 
・ルチン・・・ソバやアスパラガス、柑橘類などに含まれている黄褐色の色素成分。毛細血管を強化し、血液の流れを改善する作用、血圧や眼圧を下げる作用があると考えられています。ビタミンCの吸収を助ける働きも。
 
・ルテリオン・・・シソやエゴマの実、ミントなどのハーブ類、春菊、セロリなどに含まれる黄褐色の色素成分、アレルギー症状の緩和や抗炎症作用があるといわれています。
 
・クロロゲン酸・・・コーヒーの香りや苦味をつくりだしている成分。コーヒーをよく飲む人は、糖尿病や肝がん、子宮体がんになるリスクが低いという調査報告も。ジャガイモやサツマイモ、ゴボウにも豊富に含まれています。
 
・テアフラビン・・・カテキンが発酵されてできる赤褐色の色素成分で、紅茶やウーロン茶に含まれています。抗菌作用、抗肥満作用、脳卒中などの原因となる血栓ができるのを防ぐ働きがあると考えられています。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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夏バテはビタミンB群で乗りきりましょう
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
 
1だけではありません。
2ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
 
この点を考慮して、ビタミン剤にはB群がまとめて配合されています。
ビタミン剤は疲れがたまった、いざというときの助っ人です。
食事をおろそかにしてビタミン剤に頼るのは考えものです。
 
 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
すべてのビタミンが老化遅延に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は、もっとも重要なビタミンとされます。
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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