吸血鬼もビックリ においの強い野菜は、抗酸化パワーも強い

イメージ 1
吸血鬼もビックリ においの強い野菜は、抗酸化パワーも強い
 
ニンニク、ニラ、ラッキョウ……
あの刺激臭が動脈硬化を予防
 
吸血鬼はニンニクが苦手、ということになっていますね。
病原菌が発見されるまで、伝染病は悪魔の仕業と考えられていましたから、昔の人には、滋養強壮作用のあるニンニクが魔を払ってくれる頼もしい存在に思えたのでしょう。
 
ニンニクの効能は、滋養強壮だけではありません。
コレステロールがたまることで起こるアテローム動脈硬化症や脂質異常症を予防する効果については、十分な臨床データがあると世界保健機関(WHO)も認めているほど、男性ホルモンの分泌を促進する作用や、殺菌・抗菌作用も確認されています。
 
口臭を気にしてニンニクを敬遠する人も少なくありませんが、じつにもったいない。
あの独特のにおいこそ、アリシンというイオウ化合物群のファイトケミカル
パワフルな抗酸化物資なのです。
においが気になるなら、ミント系のガムを噛めばいい。
また、食事の前後に緑茶をたっぷり飲むと、カテキンの消臭作用で、口の中だけでなく胃腸からのぼってくるニンニク臭も、かなり弱まるはずです。
 
ニラやラッキョウ、ネギ、タマネギにも、イオウ化合物群のファイトケミカルが豊富に含まれています。
刺激臭のある野菜は体にいい、と覚えておきましょう。
 
<脳の老化防止効果でニンニクに注目が>
 
 イオウ化合物群に属しているファイトケミカルの多くは、ニンニクやネギといったユリ科の野菜の刺激臭や辛味の成分。
その代表がアリシンです。
ただし、もともとニンニクに含まれているのは、無味無臭のアリイン。
すりおろしたり切ったりして細胞が壊れると、酵素の働きで、強いにおいと辛味を持つアリシンに変わるのです。
 
体内に入ったアリシンはビタミンB1と統合し、さらにアリチアミンという物質に変化。
細胞内に長くとどまって糖質を代謝し、エネルギーを発生させます。
それが、ニンニクの疲労回復&強壮効果につながるわけです。
 
また、ニンニクを切って低温のオリーブオイルなどでじっくり加熱すると、アリシンからアホエンという成分がつくられ、油の中に溶け出します。
アホエンはあまりにおわないので、ニンニク臭がどうしてもいやという人は、このオイルを料理に使うといいでしょう。
 
アホエンも、すぐれた抗酸化物質。
動物実験で、脳を活性化することがわかり、老化防止という面でも注目されています。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
 人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
 
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
認知症の原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞・隠れ脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つと捉え、脳の血管を健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
また、ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!