脳の血管の詰まり方による脳梗塞のタイプ
脳の血管の詰まり方による脳梗塞のタイプ
脳梗塞は、なんらかの原因で脳の血管が詰まることで起こります。
そこで、血管を詰まらせる原因によって、大きく2つのタイプに分類されます。
その1つが、「脳血栓」です。
血管を配水管にたとえると、内側にさびや水あかがこびりついた状態、それがまさに動脈硬化です。
動脈硬化が進むと、血管はますますかたく狭くなります。
弾力性を失った血管は傷つきやすく、血管壁に傷がつくと血栓ができるようになります。
初めは小さな血栓でも、しだいに大きくなり、やがて血管を詰まらせてしまうのです。
脳血栓の症状は、ゆっくりと進行します。
そのため、突然の発作というのは起こりにくく、数時間から数日かけて、手足のしびれからまひへと徐々に症状が悪くなります。
◆心臓にできた血栓が脳血管をふさぐ「脳塞栓」
脳の血管は2分岐、3分岐という具合に狭くなっていきます。
脳塞栓の場合、運ばれてきた血栓がいきなりこの分岐部にピタリとはまり、血流を止めてしまいます。
そのため、症状の起こり方は、脳血栓よりも急激です。
また、破壊される脳の範囲も広く、重症になるケースが少なくありません。
脳塞栓の原因となる血栓のほとんどは、心臓から運ばれてきます。
つまり、脳塞栓は脳そのものの異常ではなく、心臓の障害なのです。
心房細動では、心臓が不規則な拍動を繰り返すため、血液がスムーズに流れなくなり、血液の成分がかたまりやすくなるのです。
根本的な原因が心臓病であるため、脳塞栓の予後は心臓病の治療が重要になります。
心臓病が完全に治っていなければ再発する可能性が高く、脳塞栓を起こした人の10%以上が2週間以内に再発するといわれています。
また、脳塞栓のあとに、血栓が溶けて急に血液が流れ出すと、今度は血管が破れて出血することがあります。
「出血性脳梗塞」といってこちらが命とりになることもあります。
「徹底図解 脳梗塞 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
また、ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
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