くも膜下出血の症状

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くも膜下出血が起きると、必ずといってよいほど、頭痛、吐きけ・嘔吐、項部硬直などの症状があらわれます。
これらを髄膜刺激症状といいます。
 
≪頭痛、嘔吐、意識障害などが出現≫
 
くも膜下出血では、脳出血脳梗塞のように、顔や手足のマヒ、片マヒ、失語といった神経症状が出ることはめったにありません。
 
くも膜下出血の発症時にあらわれることが多い症状には次のようなものがあります。
 
●頭痛
「ハンマーでなぐられたような」という表現がされるように、それまでに経験したことがないような激しい頭痛に襲われます。
「何時何分に頭痛が始まった」とわかるほど、急激に始まるのが大きな特徴です。
 
しかし、出血が少ない場合には「ハンマーでなぐられたような」と形容できるほどの激しい頭痛を感じないこともあります。
ときには、「かぜをひいたのかもしれない」と勘違いすることもあります。
 
ここで、判断するときの基準としたいのが、①頭痛が突然起きること、②それまでに経験したことのないタイプの頭痛であること、③数日にわたって持続すること、④悪心、嘔吐、意識障害を伴うことがあること、の4点です。
こうした条件が重なった場合は、受診すべきです。
 
●悪心・嘔吐
頭痛と同時に、吐きけを感じたり、嘔吐することもあります。
 
軽いくも膜下出血では意識がしっかりしていますが、重症になると意識障害があらわれます。
一般に、頭痛が始まってから10分前後で意識を失うことが多く、数分から十数分で意識が回復します。
意識が戻らない場合は、かなり重症と考えられます。
 
●項部硬直
発病から数時間たつと、項部(うなじ)を中心にかたくなってきます。
頸の付け根から肩にかけての部分が張り、あおむけに横になった状態で首を持ち上げようとすると、上半身ごと持ち上がってしまいます。
 
手足を突っ張るように、けいれんを起こすこともあります。
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化遅延に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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