熱を保とうとする働き

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熱を保とうとする働き
 
脳の温度は一定に保たれるようになっています。
脳の温度は、視床下部というところにセンサーがあって、それが働くことで保たれます。
 
たとえば、ものすごく寒い環境にいて、身体の温度が低くなると、ガタガタふるえてきます。
ふるえることで身体を動かして、熱を出そうとするからです。
それから肝臓が働いて、やはり熱をだします。
意外でしょうが、肝臓が働くと、熱がでるのです。
 
また、寒いと皮膚から外にださないために、皮膚の血管が縮まってきます。
このような働きが起こって、何とか身体の中に熱を保とうとするわけです。
 
これと反対に、外の温度が上がって、体温が上がってくると、皮膚の血管が拡張してきます。
だからみんな赤い顔をするのです。
熱をせっせと外に出そうとしている証拠です。
ところが、今度は肝臓が働かなくなります。
すると当然、身体の調子が悪くなります。
もう一つ、汗を出す作業に入ります。
 
このように、外界の温度に対応して、私たちの身体は、いろいろな対応を余儀なくされているのです。
 
ところで、手などは、いくら暑くても寒くてもだいじょうぶです。
寒いとき、指の先などは、15度ぐらいでしょう。
でも、だいじょうぶなのです。
ところが、脳はそういうわけにはいきません。
脳の温度を測ると、つねに約36度から下がらないのです。
 
身体は、なんとかして体温を一定にしようとするために、全力をあげるような仕組みになっているのです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
また、一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
 
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