人は「信じる心」の中で生きている

イメージ 1
人は「信じる心」の中で生きている
 
人は病気になれば、弱いものです。
精神的に強い人もいますが、多くの人は、病気になれば、不安になるものです。
このような精神状態のときに、お医者さんから、「だいじょうぶですよ」というような、力強い、元気をつける言葉をもらったときの喜びといったらありません。
何かを信じたとき、ものごとがプラスに展開していくことが多いのです。
 
しかしながらプラシーボ効果というのは、私たちの日常のいろいろな場面で、見ることができることなのではないでしょうか。
 
薬と病気の関係も、同じようなものなのです。
もちろん、プラシーボだけを期待してしまうのはどうかと思います。
最初から「ニセ薬でいいや」というような考え方では、いずれバケの皮がはがれてしまうからです。
 
しかし少なくとも、プラシーボ効果というのは、本当の効果を発揮させるまでに、人を信用させる効果があると考えることもできます。
あるいは、本当に効く薬が登場するまでに、一時的に働く効果、それがプラシーボだということもできます。
 
「薬を服んだ」という事実が、非常に大きいのです。
それだけで、ホルモンの分泌もよくなるし、血液の流れもよくなる。
だから「この人はよく病気を治す名医だ」というような評判のお医者さんからいわれたら、薬も一段と効いてくるのです。
 
たとえば、ベストセラー作家のような人もそうですが、ある程度、作品が売れてくると、有名になってくるし、そうすると、ますます有名になってくる。
そしてうんと売れてくる。
これもプラシーボ効果です。
 
プラシーボの薬効というのは、そのことを信じるレベルが、ある「分水嶺」を越えられるかどうかにかかっています。
それを超えたとき、プラシーボ効果が起こってくると思います。
 
「ある線」をいったん越えてしまったら、もう神がかり的になってしまいます。
だれも止められない。
ようするに、勝負は「ある線」を越えるまでです。
 
ネームバリューというのも、プラシーボ効果を誘導するものです。
あの指揮者が指揮する演奏だから、すごく名演だ!と信じて、演奏会を聴くわけです。
もしかしたら、サッパリ調子が悪い演奏かも知れない。
昔、ホロヴィッツが来日して演奏しましたが、ふだんクラシック音楽なんて聴いたこともない人が、わかった顔して聴きにいき、「いい演奏でした」なんていっていましたが。
 
このように、人生の全てに関係しているのが、プラシーボ効果です。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
また、一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!