寝不足も、寝すぎもあなたの命をむしばむ

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寝不足も、寝すぎもあなたの命をむしばむ
 
理想の睡眠時間について、興味深い統計をご紹介しましょう。
 
JACC(4079歳の男女11万人を10年間追跡)のデータです。

JACC(japanCollaborative Cohort Study)とは文部科学省科学研究費による大規模コホート研究のことです。

同研究によると「睡眠時間が7時間の人の死亡率は最も低い」というデータが出ています。
7時間を基準として考えてみると……。
 
睡眠時間が4.4時間未満の場合。
総死亡率が男女とも約1.6倍高くなります。
 
睡眠時間が9.5時間の場合。
総死亡率が男性約1.7倍、女性約1.9倍高くなります。
 
つまり睡眠時間が7時間より少なすぎても多すぎても、死亡率は高まります。
 
また、被験者の教育暦や既往歴などの背景も計算に入れ、さらには調査から2年以内に死亡した人を除いての計算も行われました。
 
すると、男性の場合は「短い睡眠時間は死亡のリスクをさほど上げない」ということがわかりました。
女性の場合は、睡眠時間が4.4時間未満の人は、7時間の人と比べると約2倍のリスクとなっています。
 
同研究の最新の分析では、男性の場合は「飲酒の習慣があって睡眠時間が5時間未満の人は、脳卒中による死亡を起こしやすい」と報告されています。
 
女性の場合は、「飲酒をしなくても、睡眠時間が4時間未満になると、心筋梗塞による死亡を起こしやすい」と判明しています。
 
一般論ですが、睡眠時間が短すぎると高血圧や糖尿病などの慢性疾患のリスクが上がります。
男女とも「睡眠4時間未満は、危険」と覚えておきましょう。
「しなやかな血管が健康の10割 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
 人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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