糖尿病対策ができているなら、タバコを吸ってもいいじゃない

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糖尿病対策ができているなら、タバコを吸ってもいいじゃない
 
「人間が生きていくこと」とは、言い替えれば「老化」にほかなりません。
 
どのようにあがいても、「死」に向かうしかないのであれば、どのようなことをして過ごすかは、もはや個人の人生観や死生観の問題になってきます。
 
「健康のために」という目的を掲げると、どうしても禁欲的なことを連想してしまいがちです。
けれども、生活習慣のすべてを厳しく節制していくと、生きている意味が無くなってしまいます。
 
「大好きなお酒も、タバコも、肉食も、今日からキッパリやめる!」
 
そのような“聖人君子”は、なかなかいらっしゃらないと思います。
 
もし、あらゆることを節制したなら、その人はいつか気持や欲求が爆発して、盛大に「リバウンド」をしてしまうことでしょう。
 
人は、すべてにストイックには生きられないものなのです。
 
もちろん、「大酒飲みの上にヘビースモーカーで、スナック菓子も大好きで、肉食ばかりで、運動ギライ」という人は問題でしょう。
しかし、いくつかの手段にストレス解消を求めることは、必ずしも「悪」ではありません。
 
「やめられない“悪いこと”」は、ほかの「ちょっと頑張ればできること」でカバーしていきましょう。
たとえば……。
 
「麻雀仲間とのつきあいだけはずっと続けたい。だから、休日の昼間は、きちんと家族サービスをしておこう」
 
「○○さんとのおしゃべりは、最高のストレス解消。だから、長電話をした日くらいは、家事を頑張っておこう」
 
このように、「悪いことをよいことにトレードする」という考え方を、健康づくりにもぜひ活用してみてください。
 
「大好きなお肉を食べる量は急に減らせないから、まず野菜の量を増やそう」
 
そんなささいなことでもよいのです。
ちょっと「決心」するだけでも、「チリも積もれば山となる」――想像以上に大きな健康効果が期待できます。
 
たとえば、タバコについて、よく「やめなければいけないでしょうか」と相談を受けます。
 
「タバコが吸えない人生なんて、死んだほうがマシ」
 
そう嘆く人だっていらっしゃいます。
もちろん、タバコはやめたほうが良い。
やめるに越したことはありません。
けれども、簡単にやめられないのが人間というもの。
だったら、そんな人は、ほかのことを頑張ればよいのです。
 
「タバコをやめられないなら、せめて私はお酒を飲みすぎないようにしよう!」
 
そんなふうに、建設的に考えてみてください。
 
タバコについて聞かれたとき、条件反射のように、禁止を言い渡す人が多いようです。
お酒に関しても「Jカーブ現象」を知らなくて「禁酒です」と簡単に言ってしまいます。
※「Jカーブ(J字型の曲線の関係)
まったくお酒を飲まない人より、少量飲む人のほうがリスクは低い。けれども酒量が増えるにつれてリスクがどんどん増えて上がっていく。
また、飲酒と心臓病の発生率も「Jカーブ」の関係なので、お気を付けて。
 
けれども「言うは易し、行うは難し」です。
タバコをやめたからといって自動的に、「心筋梗塞にも、肺がんにも、高血圧にもならない」というわけではありません。
年を重ねた方の立場で考えてみると、胸がつぶれそうになります。
 
タバコに自分で火が点けられるのであれば、その楽しみを奪うべきではありません。
 
たとえ主治医であっても、です。
 
健康寿命を越えたら、好きなことをすべきです。
「しなやかな血管が健康の10割 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
 人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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