
人は「血管」とともに老いる
なぜ「血管」の状態が、全身の「老化」を加速させるのでしょうか。
それは、
血管が「全身のあらゆる臓器に栄養や酸素を送る」という重要な役割を担っている
からです。
私たちの体を構成する細胞は、主に血管を流れる血液が運ぶ栄養や酸素のおかげで正常に働いています。
血管が狭くなったり硬くなったりして、血液がスムーズに流れなくなると、栄養や酸素を全身のすみずみの細胞まで十分に運べなくなります。
肌や髪の毛、臓器、筋肉、骨など、私たちの体を構成するのは、60兆個を超える細胞です。
「血管が老化する」ということは、新陳代謝がうまくできなくなり、「全身が老化してしまう」ということなのです。
それは当然、体の状態、見た目、行動にも現れます。
・血行が悪くなり肌や髪がポロポロに
・代謝が悪くなって太りやすくなる
・肩こり、腰痛、むくみなどの症状が現れる
・疲れやすくなり、姿勢が悪くなる
・病気がちになる
・脳に酸素や栄養が充分送られず、脳の機能が低下する
……etc.
医学的新常識!「血管は何歳になっても若返る」
「人は血管とともに老いる」――それは事実ですが、逆に考えると、血管を若く保つことができれば、ずっと若々しさを維持することができると考えられますね。
「そんな簡単に言われても」「もうすでに結構な年齢だから……」と思われた方、安心してください。
これまでは、一度老化してしまった血管は戻ることがないと考えられていましたが、最近の研究で、血管にはすばらしい回復力が備わっていることがわかってきました。
いったん「老化してしまった血管」も「しなやかで、詰まりにくく、切れにくい血管」に若返らせることができるのです。
「血管の名医が教える15歳若返る習慣 より」
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
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