
油と血管の老化についてです。
とくに、牛肉や豚肉の脂身など動物性脂質に比べると、植物油はヘルシーというイメージを抱いている人が多いのではないでしょうか。
実は、植物油が必ずしもヘルシーなわけではないのです。
「バランスよく」が一番大事
結論から言うと、植物油のなかでも、サラダ油やコーン油などに含まれる「オメガ6系脂肪酸=AA」の摂取量が多く、魚やアマニ油、えごま油などに含まれる「オメガ3系脂肪酸=EPA」の摂取量が少ないと動脈硬化が進行しやすく、血管が老化しやすいのです。
これはどういうことかと言うと、「EPA」の摂取量だけでなく、「EPA」と「AA」の摂取量の比率が、動脈硬化、つまり血管の老化にとても関係しているのです。
つまり、「AA」の摂取量よりも「EPA」の摂取量が多いほうが、血管の炎症が抑えられ、動脈硬化の進行が抑制されるそうなのです。
EPAとAAのバランスが大切
今の日本ではオメガ6系脂肪酸の摂取量が増えている
オメガ6系脂肪酸(AA)
大豆油、コーン油、ゴマ油、紅花油など過剰に摂取すると……
動脈硬化、花粉症、アレルギーなどの炎症を促す
オメガ3系脂肪酸(EPA)
アマニ油、シソ油、魚油など(αリノレン酸)摂取を心がければ……
動脈硬化、花粉症、アレルギーなどの炎症を抑制する
EPAとAAのバランスをとるために、オメガ3系脂肪酸を積極的に摂取しよう!
「血管の名医が教える15歳若返る習慣 より」
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
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