若さを保つ「成長ホルモン」は、食事のリズムが関与する!

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若さを保つ「成長ホルモン」は、食事のリズムが関与する!
 
みなさんが年齢を感じはじめたのはいつ頃でしょう。
 
おそらく、30代後半から40歳前後ではないでしょうか。
その頃になると、急にボティラインが崩れてきたり、白髪や薄毛、シミやシワが気になりだし、体力的にも衰えを感じる人が多いようです。
 
その要因のひとつは、年齢によるホルモンバランスの低下。
とくに影響を及ぼしているのが、「成長ホルモン」の低下です。
 
成長ホルモンは、脳下垂体前葉から分泌されるホルモンで、新陳代謝には欠かせないものです。
カラダのすべての器官や組織の発達に関係しているホルモンといっていいでしょう。
 
この成長ホルモンの分泌は20代がピーク。
30歳前後になると低下しはじめ、その後の10年で約13%も低下し、私たちのカラダにさまざまな影響があらわれはじめるのです。
成長ホルモンの分泌はその後も減少を続け、80代になると20代の頃に比べ激減してしまいます。
 
ですから、若々しく健康なカラダを保つためには、この成長ホルモンの分泌をできるだけ促すことが大切なのです。
 
では、どうやったら成長ホルモンがたくさん出るのでしょうか。
 
大切なのは、睡眠です。
 
成長ホルモンは、ノンレム睡眠時に出ることがわかっているのです。
 
ノンレム睡眠とは、ご存知の方も多いと思いますが、簡単に言ってしまうと、脳の多くの部分が休んでいる深い眠りのことです。
 
睡眠には、眼球が素早く動いているレム睡眠と、そうでないノンレム睡眠があります。
レム睡眠時は間脳や中脳などは起きていて、この間に人は夢を見ます。
一方、ノンレム睡眠時は生命維持にどうしても必要な部分の脳しか働いていません。
レム睡眠とノンレム睡眠は交互にあらわれ、両方で平均90分が1周期です。
この周期が何度か繰り返されるのが、私たちの睡眠です。
 
つまり、夜しっかりノンレム睡眠をすることで、成長ホルモンの分泌を促したいわけですが、そのカギを握っているのが、実は食事のとり方なのです!
 
夜しっかり眠るためには、「体内リズム」を整えることが大切です。
そして体内リズムを整えるには、まず朝昼夜の3食を規則正しく食べることが、もっとも重要です。
 
そのうえで、夕食は起床後12時間以内、遅くとも14時間以内に終え、そのあとは就寝の3時間前になったら、何も食べないようにすること。
そうしないと、胃腸が完全に休めないため、深い眠りにならず、成長ホルモンの分泌も望めません。
 
成長ホルモンの分泌を高めると、皮膚を作ったり、骨を丈夫にしたり、免疫システムを強化したりなどいいことがいっぱいあります。
 
このことからも、規則正しい食生活こそが、老けないカラダを作る基本中の基本ということが、おわかりいただけるでしょう。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
 
 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
 それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
 
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
また、一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いといわけています。
 
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