抗酸化物質リコピンを、トマトから効率よくとるひと工夫

イメージ 1
抗酸化物質リコピンを、トマトから効率よくとるひと工夫
 
抗酸化作用のある物質のうち、近年有名になったものに、リコピンがあります。
リコピンは天然の色素の一種で、赤い色をしています。
 
リコピンが豊富な食材といえば、トマトです。
 
トマトはリコピン以外にも、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどをバランスよく含んでいる、とても抗酸化作用の高い頼もしい野菜です。
積極的に食卓に取り入れて、老けないカラダ作りに役立てていただきたいと思います。
 
そんなトマトを食べるときは、どうせなら効率よくリコピンを摂取したいもの。
これからご紹介するちょっとしたひと工夫でリコピンをたくさんとれるようになるので、ぜひ実践してみてください。
 
まず、生のトマトの場合は、できるだけ赤くしてから食べることです。
リコピンは赤い色素ですから、トマトが赤くなればなるほど、リコピンの含有量は増えます。
買ってきたトマトがまだ完熟していなかったら、冷蔵庫に入れずに、追熟させましょう。
適温は1924度です。
ある程度赤くなったら、熟しすぎないうちに、それから先は冷蔵庫の野菜室で保存します。
 
たったこれだけのことで、買ってきた最初のトマトよりもリコピンが増え、抗酸化作用を高めることができます。
追熟させると味わいも深くまろやかになるので、一石二鳥ですね。
 
また、ちょっと意外なことに、リコピンは生野菜より、水煮缶やトマトジュースなど、一度加熱された加工品に含まれているもののほうが吸収しやすいことが明らかになっています。
比較的熱に強いので、生のトマトを油を使って調理してもOK。
むしろ熱が加わることで、生食よりリコピンの吸収性は高まります。
 
つまり、リコピンを効率よく摂取するためには、生食にこだわらず、加工品を上手に利用するのがコツ。
煮込み料理などで、どんどん活用してみましょう。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!